#19 アルケミスト 夢を旅した少年
題名:アルケミスト 夢を旅した少年
著者:パウロ・コエーリョ
訳:山川 紘矢、山川 亜希子
発行所:株式会社角川書店
【あらすじ】
羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢をしんじて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を超えて少年はピラミッドを目指す。
「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するようにたすけてくれる」「前兆に従うこと」少年は錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。
【感想】
ファンタジー要素もあったが、要所に人生を生きるうえでの考え方・哲学のようなものがでてきて面白かった。
錬金術師についてはサンチャゴを騙す悪者なのではないかと疑っていたが、鉛を金に変えた描写でこの作品では純粋に「錬金術師」としての役割で登場していると理解した。
また、サンチャゴとオアシスで出会い愛を誓ったファティマの行方も気になった。