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自殺について考えること

「自殺って、自分を殺す犯罪行為なんだって」

知るか。

自殺ってそもそもなんだろう
逃げる最終手段、だと思う
苦しくて辛くてしんどくて重くて、
逃げられなかった人たちの最終手段

だから、自殺を考えることが少し希望になったりもする
「こうすれば逃げられる」
「こうすれば楽になれる」
そうやって、今の苦しさを終わらせる手段を持っていることが、希望になる

だから、自殺を止めちゃいけないと思う
死にたいと言ってる人に「死なないで」と言うことはいけないことだ、って
義務教育で教えるべきなんじゃないかとすら思う

「お腹が空いて倒れそうです」って言ってる人に
「何も食べないでください」って言ってるのと同じ
空腹の辛さを取れるわけじゃ無いのに、その解決手段を奪われる

前に心療内科で、
「死にたいです」と話した時
「死なないって約束してください」とだけ言われた

すごく、すごくムカついた
この苦しみをパッと無くせるわけじゃないのに、
勝手に最後の希望を奪われた
唯一の解決手段を奪われた

死なないでと言うなら、あなたがこの苦しさを無くしてください。
できないですよね。
と、思っただけだった

約束をしなきゃその場が終わらないと
容易に理解できたから
「はい」と言ってしまった
死なないと約束してしまった
死ねなくなってしまった

息をしているだけで辛いから死にたいのに
苦しみから抜け出すことができないのに
死んで抜け出すことすら許されなくなってしまった


ダメなことじゃないし、おかしいことでもない

本当に本心から100%死にたい人はいないと思う
人間の、動物としての防衛本能があるし。
生きたいけど、生きるには辛すぎて、
死にたいと思ってしまうほど苦しんでる
もがいて苦しんだ先の「死にたい」なんだよ

だから死にたい人、自殺を選んだ人に対して
頑張ったね、お疲れ様、と思う

ギリギリで生きている自分を、せめてもの思いで守るために生まれた感情が「死にたい」なんだと思う
だから、ダメなことじゃないし、おかしいことでもない
よく頑張った、と思う

大丈夫だよ、なんて容易く言うことはできないけど、
自分が意味分かんない「大丈夫だよ」に救われたことを思い出した


「おさげ似合うから大丈夫だよ」

ある日同じクラスの子と話していた時、自分がイベントでおさげ(ツインテールで三つ編みにする髪型)にしたことを話して、写真を見せた
するとその子は「いいね〜こんなにおさげ似合うんだからあなたは大丈夫だよ!笑」と言った
訳が分からなくて、笑ってしまった
でもその後何ヶ月もの間、その訳の分からない「大丈夫」に救われた
度々思い出しては「そっかー、大丈夫か」と心が落ち着いた

結局その子は挨拶もできない間に転校してしまって、LINEも知らないから連絡もできず、記憶の中だけに残ってる
あの子も何かを抱えているようだったから
今頃どうしているだろうか

話を戻そうか。笑


「死にたい」を許して、受け入れること

「死にたい」を外部の人間がどうにかすることはできないと思う
だから、できるのは
自分の「死にたい」を許して、受け入れることなのかなと思う

死にたい、も自分の一部だし、そう思ってるのは事実だから
その自分に対して「いいよ」って言ってあげられたら、
少しは楽になるかもしれない

許すのも受け入れるのも、とっても難しいことなんだけどね


「死ねばいいのに」に対して思うこと

あとは、死にたいだけじゃなくて、
自分に対しての「死ねばいいのに」とか
「死んでほしい」「殺したい」とかもあるよね

できない自分、ダメな自分が殺したいほど嫌いだったし
今も「死ねばいいのに」と思うことはよくある

自分が嫌いだったり、憎かったり、
「何のうのうと生きてんの?」って思ったり
「なんで早く死なないの?」って思ったり

これはー、なんだろうね
正直よく分からない
まだその渦中にいるから分析できないのかもしれない

でも、ずっと自分を責めなきゃいけなかったのかもしれない
自分を悪者にしてその場を片付けなきゃいけなかったのかもしれない
そうしないと生きられなかったから、
それが癖付いたのかもしれない

ずっと自分に対してナイフを突きつけてきたんだね
自分を悪者にして傷つけて、
それでどうにか納得しながら生きてきたんだね

(分からないし、もっと理由がある気がするけど。。。)

もう、悪者にならなくて大丈夫だよ

「あなたは悪くないよ」なんて言葉は薄っぺらくてありきたりかもしれないけど、
自分のことを悪者にしなくて良いんだよ、って思った

自分を大切にするとか、自分を優先するとか
めちゃくちゃ難しいよね
それができるまでの道のりめちゃくちゃ長そうな気するもん
遠いなあぁ・・・って思うもん笑
でも悪者にする必要は無いんだなって気付けたから、ちょっとは楽かもしれない


じぶんの話

今思えば、5歳くらいの時から死の選択肢はあったのかもしれない
母親に「あなたが寝不足で死んでも悲しくないよ?」と言われ
じゃあ死ぬかーと思った
でも寝不足で死ぬのは大変そうだから無理だなあと思ったのを覚えている

高校生のときに「のたれ死ね!」と言われたことも覚えている

他人から死について言われたのはそのくらいかな
あとは自分の中で、
死にたい。消えたい。殺されたい。(自分を)殺したい。(自分が)死ねば良いのに。・・・
と一緒に生きてきた

いっぱい考えてきたけど、結局まだ分かんないことだらけ
この間、普通の人は死にたいと思わない、と聞いて衝撃を受けた
自分にとっては日常なんだけど!?笑

向き合って考えて許して受け入れて、また苦しんで
そうやって生きていこうと思う


さいごに

こんな長い長い独り言を読んでくれる人がいるかは分からないけど
ひとりじゃないよ、と思うし
「きっと大丈夫だよ」と思う。(根拠はないけど)
まあ、この世の中に「大丈夫だよ!」って言ってる人が1人はいるんだから、きっと大丈夫でしょう。笑

そしてこれを読んでくれる人がいるなら、私もひとりじゃないなって思える。
ありがとう。


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