お雛様の階級制って、時代錯誤じゃない?〜現代風お雛様つくってみた〜
我が家は毎年、今は亡き祖父が買ってくれた5段になっている素敵なお雛様を飾っている。
子供の頃は父が組み立てをしてくれたけれど、ここ数年は自分で組み立てるようになり、最近は、説明書を見なくても5分ほどで組み立てられるようになった。
そして、今年もお雛様の組み立てを終えて、ふと考えることがあった。
「お雛様の階級制って…時代錯誤じゃない?」
多様性を重視するこのご時世に、階級によって段が分けられた配置はどこか違和感があった。
これまで20年以上正しい並び順で並べてきたので、
そろそろお人形たちも席替えをしたいだろうと考え、今年は配置を変更することにした。
まず、
一番上
本来は、お内裏さまとお雛様が並ぶが、今年は空席に。
天は人の上に人をつくらずの精神である。
そして
上から二段目
本来は、三人官女が並ぶが
私が音楽好きなこともあり、音楽家の地位向上を願って指揮者以外を二段目に配置
そして
三段目の右端に指揮者を後ろ姿で配置した。
(今までずっと不思議だったんだ。指揮者が横並びになるということが。)
さらにその隣に、男女の平等を願って官女と右大臣、左大臣を。
(この図を見て、母には「なにこれ、合コンしてるの?」と突っ込まれたがその意図はない。微塵もない。)
そして
四段目に三人上戸
そして
下段には三人上戸と談笑をするように向き合ったお雛様とお内裏様。
これは、身分の低い三人上戸を国民に見立て、国民の話を熱心に聞く上流階級という構図をとった。
どうだろう?
あくまでも私個人の思想であり、皆さんに強制するつもりもないので怒らないでほしい。
だが、私としては大満足である。
今年はとても平和な一年になりそうだ。
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