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【あと54日】万城目学を知らずによく生きてこれたな

どうやら私は何か誤解していたようだ

『鹿男あをによし』を、本当に今頃になってAudibleで読了した。
やばい。やばかった。私の語彙も鹿に奪われた。
途中、何回も「天才か」「天才じゃないか」「天才だろ」って
何回も天を仰いだんだけど、
天才だったわ……

文学フリマで万城目先生が出店した時、
恐ろしいくらいの行列ができた、
と聞いたことがある。

そらそうや。今なら大納得。

私、なんでかわからんけど、万城目学はミステリ作家だと思ってて、
ミステリ苦手な私は「いやー読まんなぁ」と敬遠していた。
今考えてみると、「鹿男」ってタイトルに出してる時点で、
ミステリかどうかの判別はできた気がする。
しかし勘違いは強く、食わず嫌いをした結果、
万城目先生がデビューして十数年、
私はその作品に見向きもしないという、
もったいなさすぎる時間を過ごしてしまった。

今回、Audibleで『鹿男あをによし』を見つけたのは偶然だ。
朗読が、俳優の篠井英介さんだったことで、
「あの声で読まれるってどんな感じかな」と
興味を抱いたのが一昨日のこと。

そこからあっという間に万城目沼に入水。
もう抜け出せる気がしない。
他にもいろんな作家先生の沼に入ってて、
体がいくらあっても足りんと思っているのに、
また新しい沼にハマってしまった。

好きすぎる。
音声をダウンロードして3日間、
時間の許す限り聴きに聴いて、
最後の一文まで駆け抜けた。
このラスト一文、めちゃくちゃ好きだ。
ここで終わってるなんて。
胸打たれすぎて涙ぼろっぼろ出た。

もう少し冷静になったら読書感想文記事を書こうかな。

寝る前にストレッチ。

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