グラレコへの道 第5回 | グラレコって何だろう?
「ライブでの、グラレコ(グラフィック・レコーディング)」が、
できるようになる為の練習を『ビジュアル ノートテイキング』から始めて、
「情報の みえる化を、学んでいく過程」を公開しています。
今回は、
「グラレコって、何だろう?」というテーマで進めていきます。
グラレコ(グラフィック・レコーディング)、
ファシリテーショングラフィック、インフォグラフィック、
ビジュアル ノート テイキング、スケッチノート、など、
たくさんの言葉があって、混乱してしまいます。
その中で、「すべてに共通する要素」であるような気がする、
『情報の可視化(Visualization)』を、まずは考えてみます。
① 情報の可視化(Visualization)って何だろう?
Visualization is any technique for creating images, diagrams, or animations to communicate a message.
Visualization through visual imagery has been an effective way to communicate both abstract and concrete ideas since the dawn of humanity.
「情報の可視化」。
言ってみれば、「情報の みえる化」とは、
イメージや、図、アニメーションを使い、
「メッセージの伝達」を助けるもの のようです。
「情報のみえる化」を行えば、
「具体的な事も、抽象的な概念も、伝えやすくなる」
利点があるとのこと。
それでは、続いて、私が最終的に目指している、
グラレコ(グラフィック・レコーディング)とは
いったい、どのようなものなのか?
を見ていきます。
② 「グラレコ」って何だろう?
グラレコの定義を、英語で見てみると、
Graphic recording is the real-time translation of conversations or presentations into text and pictures. It gives meeting and conference attendees an opportunity to absorb content on a visual level. Graphic recorders do three things simultaneously: they listen for key ideas, synthesize them, and document them in visual form.
続いて、ファシリテーション グラフィックの定義が、
Graphic facilitation is the use of large scale imagery to lead groups and individuals towards a goal. The method is used in various processes such as meetings, seminars, workshops and conferences. This visual process is conducted by a graphic facilitator.
なるほど。
グラレコ(グラフィック レコーディング)と、
Graphic facilitation
(グラフィック ファシリテーション or ファシリテーション グラフィック)は、どちらも、ミーティング、セミナー、ワークショップ、そして会議、
などの 参加者の 内容理解を、
「情報の みえる化」によって、助ける作業 みたいです。
具体的には、
グラレコ(またはグラフィック ファシリテーション)とは、
① リアルタイムに、会話や発表 を、
② 文字と絵 で、
③ 翻訳していく作業
グラフィック レコーダー (または、グラフィック ファシリテーター)は、
3つの作業を、『同時に行う能力』が問われるみたいです。
それは、
①「カギとなるアイデア」を瞬時に聞き分け、
② それをもとに、「全体の流れを組み立て」、
③「文字と、ビジュアルイメージ」に落とし込んでいく。
しかも、これを、
「リアルタイムで行う」。
これは、今の私には、難しすぎる・・
そこで、「グラレコが最終的にできるようになる」ために、
まず、練習のフェーズ(段階)を
階段のように、分けてみることにしました。
最終的なゴールは、
リアルタイムの
「情報の みえる化」ができるようになる事 と設定しつつ、
まずは「リアルタイム、ライブ」という要素をはぶいた、
インフォグラフィック、ビジュアルノートテイキングから
学んでいこう と考えたのです。
なので、続いては、
インフォグラフィック(Infographics)について
見ていこうと思います。
③ 「インフォグラフィック」って何だろう?
Infographics (a clipped compound of "information" and "graphics") are graphic visual representations of information, data, or knowledge intended to present information quickly and clearly.
インフォメーション(情報)と
グラフィック(画像)を、組み合わせた言葉である、
インフォグラフィックとは、
情報、データ、知識 を、
文字を超えて「視覚的に、みえる化 して、表現すること」
だと書かれています。
ここでも、目的は同じです。
受け手に、「内容を、素早く、わかりやすく伝える事」。
続いて、
「ビジュアル ノート テイキング」を見てみると、
④ 「ビジュアル ノート テイキング」って何だろう?
Sketchnoting, also commonly referred to as visual notetaking, is the creative and graphic process through which an individual can record their thoughts with the use of illustrations, symbols, structures, and texts.
ビジュアルノートテイキングも、スケッチノーティングも
どちらも同じ作業を表していて、
「自分の考え」や「情報」を
①イラストレーション
②シンボル
③構造化した配置
④文字
などを使い、ビジュアル化(みえる化)する作業。
Some elements associated with sketchnoting techniques include using text, emphasized text, basic shapes, containers, connectors, icons and symbols, and sketches and illustrations.
さらに、
- 文字の強調化
- 基本図形の使用
- 箱のように装飾
- 連結のための図形
- アイコン
- 略図
なども使い、『情報の みえる化』を行っていく作業 のようです。
ここで、
「ライブで、ビジュアル的に翻訳していく」という、
「グラレコの最も難しい部分」を、練習する方法も、
何か今後、見つけようと思うのですが、
それ以外の、「情報を みえる化する」部分を、
まずは、『ビジュアル ノート テイキング』を練習していくことで
磨いていこうと決めました。
今、読んでいただいている「グラレコへの道」は、
最終的な到達点を、
「ライブで、グラレコができるようになる事」と定めて、
そこに向けて、
『ビジュアル ノート テイキング』の量稽古を発表していく。
そのような場所にしていこうと思います。
時には、難しすぎて、くじけそうになってしまう事も
あるかもしれませんが、
最終的に、「ライブの、グラレコができるような人物」になるために、
なるべく継続していこうと思います。
おわりに
今回は「グラレコって何だろう?」というテーマで
進めてきましたが、
長くなりすぎてしまった
という反省があります。
「文章をまとめる能力」を
まずは、磨くべきなのかもしれません・・
今回の記事は、「情報の視覚化、みえる化」に
興味のある方に、少しでも貢献できればと考えて、
制作いたしました。
これからも、
この「グラレコへの道」では、
グラレコ到達に向けた『ビジュアル ノート テイキング』の日々の練習を、
Twitter、Instagram、YouTubeと並行して、公開していこうと思います。