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不動産屋さんとの関係や交渉について

以前に私が書いたことがある記事を貼り付けるところから始めます。
(以下貼り付け)
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よく家賃の値下げ交渉するとか、保証金や礼金をマケてもらうとか、その方法とかが書いてある本とかもあるが、現実はというと、そんな状況は稀である。
需要と供給の問題なわけだから、 好立地の物件は値切ってる場合じゃない。
一般的に一件につき5人の希望者がいると言われる。
「マケてくんない?」とか言った瞬間に秒殺KOされる。
他にいくらでも希望者はいるのである。
だから値切るどころか、5人の候補者の中で、いかに最も大家さんや不動産屋さんに気に入られるかにかかっているのである。

基本的に大家さんと接触することは稀だろうから、こっちが出来ることといえば、いかに不動産屋さんに最初に声をかけてもらえるかどうかである。
ちなみによく「テナント募集」か「空き店舗」とかの張り紙があるところがあるが、ああいう公開されているところは、逆に借り手側の天下であり、値切る余地も大いにある。
ただ、好立地のところっていうのは、そんなことする間もなく一瞬で決まるから、公開告知の必要すらないのである。
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手順としては街を歩いてテナント募集の物件を探して歩くというローラー作戦は、
その街の動線や空気感、またどこにどんなお店があるのかということを探索するという行為のオマケのようなものとしてそれはそれで意味があります。

尚この時、必ず徒歩(せいぜい自転車)で、歩行者目線でまわるようにしましょう。
ただし、侵入禁止や一通の標識には着目してください。というのは、大きめの道路を曲がったすぐ角地にある物件(本来であれば優良立地とされる)のその曲がり角が侵入禁止だった場合、車やバイクは流れてこないからです。
原則は歩行者を顧客ターゲットにはしますが、もちろん車両組も取り込みたいのは言うまでもありません。

さて、こうした泥臭くて原始的な物件探しと平行して、ネット利用はもちろん、やはりなんといっても不動産屋さんに相談しにいきましょう。
街の不動産屋さんに入りまずすべきことは、変に素性を隠したりせず、 これからこれこれこういうお店をやろうとしているので情報が入ったら教えてください、と自身の名刺を置いてきましょう。

はい、開業前でも名刺は作っておいてください。
店名がまだ?いやいや、決めておいてください(まぁ仮でもいいですが)。
そしてその店名と共にやはり大切なのが「代表」や「オーナー」という肩書き部分です。慣れないうちはちょっとこそばゆいものですが、やはり相手(業者)に対して与える信頼感が違うでしょうから。
ただし、横柄な態度は厳禁で、かつ変に下手に出る必要もありません。真面目に誠意を持って良い物件を真剣に探しているんだということ(事実そうですよね?)をそのまま不動産屋さんに伝えましょう。

これまでに賃貸アパートやマンションのことで不動産屋さんを利用したことがある人はわかると思いますが、当然「希望の条件」を訊かれます。
どう伝えましょうか?わからない?いえ、ここは明確にこたえてください。
この辺まで突っ込んで書いてある本を見たことがありませんが、これを読んでいる人には明確にお伝えします。

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