お客様からのご褒美
(この記事は2021年10月に書かれたものを再投稿しています。)
今月より珈琲文明では(増税以外では)史上初の値上げ、そしてコーヒー豆の販売という新たな展開がスタートしました。
ここ指南書では、現場で実際に起きている出来事とさらにそれへの結果を記述していくことが会員の皆さんにとっても有益であることと信じ、結果の良し悪しに関わらず(というよりも悪い結果のデータのほうが役立ちます)述べていきたいと思います。
さて、まず値上げとその結果についてですが、結論からいいますと客数に関しては、全く減っていないという喜ばしい結果になっております。
まだ1か月経っていないのでこの統計結果は浅はかではありますが、客数が変わらず、客単価が上がったため売上ベースでいえば単に良いこと尽くめではあります。
ただしこれは卸元もガツンと上がったため(というよりだから値上げせざるを得なかったわけですが)、値上げしてもなおコーヒー1杯あたり出る毎にこれまでよりも約10円ずつマイナスという悲しい状態になっています・・・。
ところがこの度、コーヒーのみならずその他のメニュー全て(スイーツやカレーパンやソフトドリンク等)値上げした為、トータル的にはおかげ様でプラスになりました。
しかしそれもこれもこれまで通りの客数であればこその利益であり、客足が遠のけば赤字になるのは言うまでもありません。
まだ1か月経っていませんが、今のところ珈琲文明は客数も変わらず単価が上がったので単にプラスなだけというラッキーな状況になっています。
さて、今回の趣旨は「だから皆さんも値上げしましょう」ではありません。
14年間の営業と共に昔からの常連さんがいる珈琲文明と、これから開業する人の話に当てはめるのは乱暴過ぎるのはわかっているし、そもそも新規オープンの人は値上げも何もないわけで、来るべきXデーに備えて今回はフワっと読んでいただけたらとよいのですが、いずれにせよ重要なのは今回の当店の結果ではなく「結果分析」です。
話は私の前職(学習塾教室長)の話に飛びます。
私がいた会社の年に2度のボーナスは単に「夏期講習と冬期講習」の結果により賞与支給額も料金メーターのように変わっていくという完全歩合制でした。
場合によってはボーナスゼロという教室長だっていました。
このようなわけで年齢もキャリアも関係ありませんでした。
私にとってはこのボーナスがあったおかげで4年半で700万円近くの貯金をすることが出来たので歩合制万歳で、ボーナスがなければ開業資金はいつまでも貯まらなかったと思います(固定給はかなりの薄給でした)。
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