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大切な種火

 前回の以下の部分について補足します。
→「3回来た人は以降ヘビーユーザー、つまり常連さんになってくれることが多いというデータがあります。ですからなんとかして2回ではなく3回お店に来てもらえるような工夫をしましょう(※3回目の人は無料とかそんな発想はナシですよ)。」 というこのくだりです。

どうすれば3回目の来店実現が出来るのかですが、残念ながら「こうすればいい」という確定方法はありません(あったら苦労しません)。しかし、こういうことをしてみたという実践的体験談は言えるのでそれを述べます。実践したことそのものを述べるだけです。そこからの応用、自店への当てはめは各自でお願いします。

まず、創業当初だからこそ出来る取り組みというのがあります。(※オープニングセールの値引きにより最初に一気に人を集める手法の場合は当てはまりません)それは来る人来る人そのことごとくが当たり前ですが初めての人が多くなります。何もない「無」から「有」への働きが大変でしかも重要なことは言うまでもありません。
火を起こすにしても最初の種火を生み出す行為はしんどいし面倒です。でもこの種火を起こすことは本当に重要です。これから訪れるであろう膨大な数のお客さまの礎ともなる貴重な分母。いつの日にか放っておいても勝手にメラメラと燃え盛る激しい炎のために必要な種火。あ、ここで「だから種火となる創業時のお客さまを大切にしましょう」で終わったら駄文ですからね(笑)。

本題に入ります。
私が創業後まずしたことは、「いらしたお客様にアンケート(タバコは吸いますか?やコーヒーにミルクと砂糖は入れますか?等の質問)をお配りし、回答して頂いたお客様には、「世界一わかりやすい珈琲の本」というコーヒーに関する雑学的知識、知らなくても全然いいがとりあえず「へぇ~」と思うようなことが書いてある自作の小冊子を最初の数百人までは無料でプレゼントしました(この本の中で自店の宣伝やメニューのPR等は皆無です)。後にも先にもこちらから販売促進費のようなものをかけたのはこの時だけです。

そして、本当にすみません、、、このアンケートの回答内容は実はどうでもよかったんです(おい!)。

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