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​営業時間内に終わらせてしまえる雑務とそれをするタイミング

前回の「営業時間の決め方について」の趣旨を大雑把に言うと「まだ何物でもない弱小個人店は出来る限り長く店を開けておき、その代わり雑務や事務仕事、さらには自由時間(読書、ネットサーフィン、おやつ等)も営業時間中に済ませてしまおう」ということでした。

さて、今回はこの「営業中に済ませてしまえる庶務」とそれをやるタイミングについて述べていきたいと思います。
これにはまず「営業中にはどうにもこうにも出来ない事柄」を挙げてみるといいです。

例えば「掃除、日商計算」など、あれ?今こうして書きながら他に何があるかなと考えてもパッとすぐには出て来ません(きっと何かあるんでしょうけれど)。

そうです、つまりはこれら以外のありとあらゆること全てを営業時間内に終わらせるのです。

かくいう私はそれが出来ているのか?出来ていません(苦笑)。

ただそれは「本当に通常営業そのものが忙し過ぎて物理的に手が回らない」というのと「時間はあるのについ面倒で閉店後(または開店前)の落ち着いた時間でのんびりやりたい」という理由からで、前者はしょうがないとしてやはり後者に関しては甘えや怠けですし、どうにかしなければと思いつつ未だに出来ていないというのが正直なところであります。

そんなわけで私自身もまだまだ精進が足りないわけですが、少なくとも最初から「これは営業後にやろう」と決めてしまってはダメで、実はほとんど全てのことが営業時間内に済ませることが可能である、という事実をまず知り、それに向けてどうにかやってみようとすることが大切です。

前職(学習塾教室長)時代、私はこれが出来ずに様々な雑務を全て勤務時間外、つまり授業が終わり、生徒も講師も全て帰った誰もいない教室で独りのんびりマイペースでやっていました。

そのおかげで何度も教室に泊まるハメになったのですが(笑)それはそれで良い思い出ですし、ある意味勤務時間内にすべき本当に重要なこと(生徒や講師たちと向き合い現場で出来ることをする)を他の雑務を遮断することで高密度に行うことが出来たため会社の教室グループ内では随分と良い業績をあげることもできました。
しかしあの生活を何十年も続けていては身体が壊れていたと思います。

皆さんもこれからはそのお店の店長であると同時にオーナーなのです。
そして店舗経営は長距離走です。

~閑話休題~これは今回の内容的にもちょうどいいネタになるのでお知らせしたいと思います。

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