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居心地が良くコスパも良い雰囲気抜群のお店に潜む落とし穴に注意!

これからカフェをやりたいと思っている皆さんであればおそらく現在多くのカフェを回ったりしていることと思います。もちろんダメじゃないし、「もう自分がやりたいお店のコンセプトもメニューも内装イメージも固まってるからあんまり他のお店に興味はない」っていう人は逆にヤバいです。他店調査に関しては実際に開業して以降も常にいつまでも続けてください。


さて、今回は「もちろん他店調査はもちろん実施してるし、そもそもカフェ巡りは好きだから苦にもならないし、有名店の掲載雑誌なんかのチェックも怠らない」というそんな人にこそしっかりと読んでいただきたい内容になります。


店舗経営には「オーナー目線」と「ユーザー目線」どちらも重要であることはだいたい想像つくと思います。

「オーナー目線」の他にもう1つ「運営目線」ともいえるものもありまして、それは実際に店舗を運営する例えば雇われ店長や従業員などの「オペレーション目線」みたいなものです。

この「オペレーション目線」は効率性を上昇させるためには有益なことも多いのですが、それを「ユーザー目線」で同時に見た場合、途端に不具合や居心地の悪い点を多く感じてしまうものであったりします。

例えば2階席がある店舗で、1階のお客さんの席が全て埋まって初めて2階席を開放するお店なんかがそうです。

ワンフロアの店舗であっても、色々他にもまだ空いている席があるにも関わらず、わざわざ既に座っているお客さんのすぐ隣の席に案内する店などがそうです。


注文や提供への距離(と言ってもたかだか数メートル)が近いからオペレーションがラクで良い、みたいな考えが見え隠れするこんなお店はきっと早晩潰れるでしょう。

やる気のない雇われ店長が切り盛りする店舗に見受けられるこういう状態はオーナーでしかもワンオペ(またはパパママ店)想定のここの会員さんのお店ではこういうことにはならないでしょうからこの辺の話はこれ以上しないでおきます。


はい、今回の本題はこれからです。

言ってみればこれらとは真逆のほう、つまり「ユーザー目線」を重視し過ぎることの危険性のほうであります。

本題の前にこうしてくどくどと前置きした意味も実はありまして、順番としてまずは、「多くの居心地の良い他店の調査をし、参考にする」そして「自分がお客さんだった場合にいかに居心地が良いかという部分を大切にする」という事柄がまず先にありきとして、それを踏まえたうえでの今回の本題となりますので順番を間違えないようにしていただくとして、それでは本題に入ります。

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