カフェ経営にむいている人むいていない人
脱サラしてカフェをやろうと考えている人の中で「むいている人」「むいていない人」について述べます。
まずは「むいていない人」から。
バッサリいきます。現時点でお勤めされているその仕事の業績が悪い人。優秀でなくても良いとは思いますが、業績が悪い人というのは、その大部分が、そこの業界内、業務内における「ごく基本的事項」「凡事」を怠っているものと思われます。もっと言ってしまうと「怠け者」です。
「なんて酷いことを、こっちは一生懸命やってんのに業績悪いんだよ」
と言う人、それならそれでもいいですが、それでも一定のサラリーが出ていますよね。
自営業でこれからやっていく場合は、努力賞なんか全くなくて、一定の収入の保障はないばかりかマイナスの可能性すら大いにあります。会社では怠けていると他の人の目もあり怠けるのにも勇気がいります(それでも隙を見ては怠けているのが業績の悪い人と敢えて言い放ちます)。しかし、自分で起業した場合、一国一城の主となり、他の目は一切ありません。誰に文句を言われることもありません。この状況下でどうして会社時代に怠けてた人間が突然怠けなくなることがありましょう。
他のタイプにいきます。今度はそれなりに(いや相当優秀でもいい)業績をあげており、高給取りでもある人が、「仕事に忙殺され、このままじゃ人間本来の幸福を実感できない」と、ここまではいいんです。問題はここからです。
「だからのんびりゆったり収入は少なくてもいいから、カフェ【でも】やって静かに暮らしていきたい」と考えてカフェをやろうとする人。これメッチャクチャ多いです。
今読んでいてドキっとしたかたも多いはずです。
ちなみに同じような思考回路の持ち主はカフェの他に、「古本屋の店主に【でも】なって暇な時はずっと好きな本を読んでいたい」ここの「古本屋」を「釣具屋」「鉄道模型屋」「楽器屋」等に代えてもいいのですが、なんにせよ目下現役のカフェ、古本屋、釣具屋の各オーナーたちによる「舐めんなよ!」の大合唱が起こるでしょう。
例えば古本屋の重要業務である古書の買取で相手の自宅まで出向いて行くところなど普通は目にできません。目にするのはあくまでもレジ横でまったりと本を読んでいる店主の姿ぐらいで、水鳥の水面下での足の動きは見えていないのです。
ここであらかじめ先に言っておきますが、
「もちろんそういう苦労はわかっている。それでもなおやはり今の自分の仕事内容に比べて断然ラクだ」という人、また「実際ほんとにただ店先でボーっとしてるだけの人を知ってる」という人。
はい、知っています。私も見たことありますし、この世にそういう人は存在します。「どうしてあの店はあれでやっていけてるんだろう」というお店ありますよね(笑)。そのお店は店主がそこの物件所有者、つまり家賃を支払う必要がない、または実は単なる金持ちのボンボンだったりします。別にそれは悪いことじゃないし自由です。
しかしここの読者対象はあくまでも、「自らの持ち物件ではなく、家賃を払って、かつ趣味の範囲内ではなく、あくまでもこれで生活をし、家庭のある人はこれで家族を支えていこうと考えている人」です。
だいたい、店舗の家賃を払うだけのためにまず何日働かないといけないことか。理想は「三日で家賃は稼げ」なんて言われていますがそう簡単に行きません。既に恵まれている人と自身を比べるのはやめましょう。とにかく飲食店の仕事というものは想像以上に「しんどい」ということだけ述べて次にいきます。
もう一つ「向いていない現在の職種、業務内容」を述べます。
これはどうにもこれまでの職場環境なのでしょうがないのですが、それは、「大企業等、巨大な組織の中の部署で、全体の中での一部分(とはいってもきっと凄いスケールのはず)の事柄を担う仕事をしている人、さらに言うとその中である程度の地位にいる人」このタイプが危険です。
何が言いたいかは次の「むいている人」の職種、業務内容と比較するとすぐにわかると思うので、進みます。
「むいている職種、業務内容の人」それは・・・
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