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言語化の訓練

先日珈琲文明内で久々のオフライン「カフェ開業講座」を実施しました。
一般の方が多かったのですがわざわざ広島からいらしたカフェラボ会員さんもいました。
かつては北海道からいらした方もいて、その方は今や江別市「~街の灯台~喫茶ファロ」で既に開業から5年目に入っており順調であります。
今回の広島からいらした方は独自で作成した創業計画書も持参してきて、講座終了後に居残り授業しました(笑)。
実際に融資(国金等)の面接に必要な創業計画書というのはペライチの味気ないものでありおそらく実際問題「いかに自己資金があるか」で全てが決まるような気もして、自己資金が半分あればおそらく融資はおりるんだと思います(3割でも大丈夫とも言われますが私は断然半分以上、しかも自身で貯めたお金を推奨します)。
この広島の会員さんはこの辺は颯爽とクリヤしており(確か7割強が自己資金でした)あんなにちゃんとした創業計画書は融資の際には不要なのですが、あくまでもご自身のために非常に良いと思います。
皆さんにも「誰の為でもない、自分自身の頭の整理」のために「言語化」してまとめてみてほしいんです。
融資先に提出する際の創業計画書とは分けて考えてもいいかもしれません。
というよりそのほうがいいと思います。
あくまでも自分自身のために様々な試算等もとことんシビアに追求してみてください。
ひとつの例として私が実際に書いた珈琲文明の創業計画書がカフェラボ会員の皆さんは全文ここで読めますのでまだ読んでいない方はぜひ参考にしてみてください。
さて、それでは何故「融資先に見せなくてよいもの」を敢えて書く必要があるのかといいますと、何よりもまず「脳内整理」が出来るからです。
誰が言ってたか忘れましたが、例えばスマホや動画からの情報はあまりに過多に入って来て情報処理が追い付かなかったりするのですが、自分で「書く」という作業は思考速度がゆっくりであり確実の脳内に落とし込めるというのを聞いたことがありましてこれには私自身非常に腹落ちしました。
車や自転車で走り過ぎていたら見えなかった道端に咲く綺麗な花や広い空に徒歩だと見えてくるみたいな話です。
また私が常々言っている「開業までの実況中継をそのままブログやインスタ等で発信せよ」にしてもまたもちろん開業後の日々の徒然なるよしなしごともどんどん言語化して発信していくことは本当に重要なんです。
「言語化」がどれだけ重要なことなのかというのは今一度認識し直していいと思います。
あなたはタレントや有名人や文化人じゃないですよね?
メディア等で口頭で発言してそれを数万人に一網打尽に伝えられる人でしょうか?
かつそれほどまでに弁が立つ人でしょうか?
開業するほとんどの人はそんな能力は持ち合わせていない人だと思います。
でも「言語化された文章」であれば例えばそれをネット上にアップすれば全世界数十億人にとりあえずは発信されたことになるんです。
しかも24時間365日です。
有名人でもインフルエンサーでもない一般人がワンオペ小規模個人店をやる上で最大の武器はこの「言語化すること」のような気がします。
まさに「ペンは剣よりも強し」です。
さて、それではこの「言語化」するためのスキルを身につけるための訓練方法をこれから述べます。
例えば私は文章を書くことが上手いともなんとも思っていないのですが、書くことが苦にならないタイプではあります。
そして、例えば今書いてるこのカフェラボの投稿記事もそうですし、珈琲文明で毎月発行している「文明通信」にしても書くネタが枯渇するようなことはなく次から次へと書くことが出来ます。
これは確かに傍から見れば「それも才能じゃん」と思われるのもわかります。
でもこの「才能」とやらを私は昔から持ち合わせていたのかといいますと全くそんなことはありません。
学生時代の話をします。
自慢じゃないですが高校生までは国語の成績もいたって人並でした。
それが浪人を機に一気に国語力がついたのです。
国語の古文漢文を除くいわゆる「現代文」であれば早慶上智だろうが東大だろうが完答出来ました(あ、これは自慢ですね)。
大学卒業後塾講師になってからも毎年新聞に掲載されるセンター入試の国語の問題は何年か連続で満点で、とある年に1問間違えた時は「新聞の解答のほうが間違っててオレのほうが正しい、オレが法律だ」くらいに思っていました(笑)。
いったい浪人期間中に何が起こったのでしょうか?

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