2500分の3!?、なんの数字?
おもしろいというかおもしろくないというか、そんなデータがあったので、まずはそれを紹介します。
「起業後1年以内に廃業する会社は30~40%にのぼり、3年以内で70%、10年以内で実に93%が廃業する」のだそうだ。
もう一つ。
「 起業したいと考えている人のうち、 本当に起業する人は100人中6人。」
先に述べた話とこれを組み合わせると、つまり、起業という考えに至り、本当に起業し、しかも10年後にうまくいってる人は・・・「2500人に3人」ということらしい。
確かに、笑っちゃうほどの夢や希望の無さである。
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この統計データの出処、ソースが何かは忘れてしまったし、どれほどの信憑性があるかはわかりませんが、これに関しては私はさらなるネガティブな視点と、もっとポジティブな視点の両方を持っています。
まずはさらなるネガティブ視点からいきます。
こういった統計、データ、は数字で出すものなので、「年間でいくつの店舗が開業し、いくつが廃業するかの割合を機械的に算出したもの」つまり、明確に届出等の証拠が残っているもので表しているものです。ここには「夜逃げ」や、大赤字ではあるが希望の光を信じて他の仕事もしながらなんとか続けているケース、さらにはトントンに近く、利益はほとんど出ていないが、質素倹約に励み、静かな暮らしを好む人、あるいは赤字ではあるもののもともとお金には困っていない人や、はたまた助成金などを得てなんとかなっている人、などなど。こういった「経営としては成り立っていないにもかかわらず廃業届等がないために存在していると見なされている店舗」を含むと、さらに悲惨なデータ結果になります。
ここは夢や希望を奪うところではないので、次にポジティブな視点から述べますが、その前に今の話はネガティブうんぬんというより判然とした事実、現実ということはやはり踏まえておいたほうが良いということと、この手のデータや数値事実はわかっていつつもやはり現実感に乏しい脱サラの人などは、悲惨な実体験がないからこそ妙なポジティブシンキングになっているというのもわかります(私がそうでした)。そしてそれはそれで大切であり、そもそもやると決めた以上ネガティブよりはポジティブな発想のほうがいいに決まっています。
というわけでポジティブな話に行きます。
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