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片手鍋焙煎2年目の僕が伝えたいこと

最初は何も考えずに気楽に始めてみよう!

これを焙煎を始めるに人に伝えたいです。
なぜかというと,実際にやってみることで不便だったり反省点が見つかるからです。

そうやって改善していくのはすごく楽しいので,まずは変に気を張らずに,安全にだけは気を付けてトライしてみてください!

今回はいつも自宅でやっている焙煎の風景をお見せしたいと思います!初めて焙煎される方にもわかりやすいように書いていきますね!

使った豆はこちら!

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ワールドビーンズショップで購入したエルサルバドルの温泉ピーベリーです。この豆を焙煎するのは4回目で,小粒な豆で酸味が控えめな飲みやすいコーヒーです!中深煎りに仕上げていきます!

焙煎の道具はこちらで紹介しています!

1.まずはハンドピック

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まずハンドピックします。
こんな感じで欠けたりカビていたりするものを取り除いていきます!

あまりこだわり過ぎてもキリがないので,時間を区切ってやるといいかもしれません。
200gで10分程度でしょうかね。慣れればもっと早いです!
だいたいできたし,これでいっか~的なノリでやってます笑

2.さっそく焙煎!

片手鍋に生豆を移し,焙煎をしていきます!
余熱をすることもあるのですが,今回はできる限り簡単にやりたいので余熱なしで行きます!
豆を入れたらふたを閉め,火をつけます(ここでタイマーをスタート!)。

火加減はなべ底に炎の先が少し当たるくらいです。焙煎前の豆の様子がこんな感じ!

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5秒に一回(ジャカジャカジャカって感じ笑)ぐらいのペースで振っていくと徐々に色付いてきます。

今回は4分50秒で豆から出た水分が沸騰し始めました。
だいたい100℃くらいだとわかります。

3.ゴールド

その後,緑っぽかった豆が白くなり,さらに黄色になっていきます。こんな感じ!わかりずらいかな笑

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この状態をゴールドと言います。
焙煎士さんはこの時間を目安にして火加減などを調製するようです。

ちなみに今回は8分45秒でした。
ここからは焦げやすくなってくるので3秒に一回ぐらいのペースで振っていきます!

4.ついにハゼるコーヒー豆!

ゴールドからは一気に焼き色がついていきコーヒーらしい色になっていきます。
ここでコーヒー特有のいい香りができていると言われています。

ここからは展開が早く忙しかったので写真が取れませんでした。
許してください!笑

200℃付近になるとコーヒー豆がぱちぱちとハゼ始めます。
これを1ハゼと言います。

ゴールドまでは縮んでいた豆が一転して膨らみ始めて小さなヒビが入ることで1ハゼの音が鳴ります。
ポップコーンをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。

ここで煎り止めると浅煎りになります。

更に焙煎を進めると1ハゼは終わります。

そのまま続けていると音が少し変わってもう一度ハゼ始めます。
これを2ハゼと言います。
2ハゼに入る直前から2ハゼに入ってすぐで止めると中煎りになります。

2ハゼが始まったら蓋をパタパタと開閉して煙を逃がします。
温度が上がり過ぎないようにする狙いもあります。

2ハゼがリズミカルに続くようになったら火を止めて,網の上に広げてチャフ(薄皮)を落としながら冷却します。

うちわなどで扇いで豆が冷えたら完了です。

お疲れさまでした!

煎り上がりはこんな感じ!ムラもあまり無くいい感じではないでしょうか!

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まとめ

長くなってしまったので手順をもう一度おさらいします。

欠けていたりカビている豆をハンドピック

豆を鍋に入れてふたを閉め,火をつける。火力はなべ底に炎が付くくらい。タイマーをスタート。

5秒に1度位のペースで振っていく。

豆がゴールドになる。

ここから3秒に1度位のペースで振っていく。

1ハゼが始まる。

1ハゼが終わる。(ここでだいたい浅煎り)

モクモクとした濃くて白い煙が出る。(ここでだいたい中煎り)

2ハゼが始まる。

蓋をパカパカ開け閉めする。

連続してハゼるようになったら煎り止め。

(2ハゼが終わるまで待つと深煎り。
その場合は2ハゼの勢いが強くなったら火を止めて鍋を振って豆の様子を見ながら煎り止めてください。)

ザルでチャフを飛ばしながら冷やす。

中深煎りの出来上がり!

おすすめの生豆を紹介

ここで挙げる,初心者向けの良い生豆の条件は
➀欠点豆が少ない
②豆の癖があまりなくて,煎りやすい
③安い
以上のことを重視しています。

①はハンドピックが手間で焙煎が嫌になってしまうのはもったいない
②は今後いろいろな豆を焙煎する際の基準になってほしい
③は失敗を恐れずに焙煎してほしい 
という理由があります。

安い生豆を買ってハンドピックをしたところ,欠点豆が多く焙煎が嫌いになりました。
ある程度品質の良い豆を買うことをおすすめ致します!

このような条件を満たす生豆として,ブラジル グアリロバ農園のコーヒーをおすすめしておきます。

値段の割に品質が良く,クセも少ない良い豆です。ぜひ一度お試ししてみてください!

また,以前クセの強い豆として紹介したのは,同じ農園ですが品種と精製方法が異なるものです。
(品種がトパージオ,精製方法がダブルファーメンテェーション)

さいごに

自分で焙煎したコーヒーは新鮮でとても香りがよく最高の気分になります。焙煎直後は味が暴れると言いますが,せっかくなので煎りたてで飲んでみるのもいいと思います!味の変化を楽しみましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます!
役に立ったよという方はぜひいいねお願いします!
めちゃめちゃやる気が出ます!

皆さんのコーヒーライフが素敵なものになりますように!


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