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月は未来である「ムーン・パレス」

文学ラジオ第59回の紹介本
「ムーン・パレス」
ポール・オースター 著
柴田元幸 訳
新潮文庫

前回の番外編に続きゲストにねじまきラジオさんをお招きして三人で作品紹介をしています。人類が初めて月を歩いた夏から始まる、一人の青年の成長を描いた青春物語。

夢想家のビクター叔父さんとの思い出、ブルックリン美術館のブレイクロックの月光の絵、「太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である」という言葉。印象的な描写が数々あって、青春時代に読んでいたらきっと大きく影響を受けていたと思いました。柴田元幸さんの訳も素晴らしかったです。

番組の最後の方ではムーン・パレスの物語の偶然性に絡めて、3人に起きた印象深い偶然の出来事について話しています。ぜひお聴きください。

本書のあらすじ
人類がはじめて月を歩いた夏だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。彼は僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。体力が回復すると、僕は奇妙な仕事を見つけた。その依頼を遂行するうちに、偶然にも僕は自らの家系の謎にたどりついた…。深い余韻が胸に残る絶品の青春小説。

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