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旧市街が育む新たな創造的な世界

奈良、京都という2つの旧市街を歩いた今回の旅。京都では、文学フリマに共同出店した比呂啓さんとじょいっこさん、そして異国飯食べ歩き仲間のバラカちゃんと食べ歩きも楽しんだ。
京都というと純和風の料理というイメージがどうしても強いが、例えば天下一品ラーメンなどをみても、独創的な食が生み出される土地でもあるような気がする。
今回、ディナーとしては、ラオスの首都ビエンチャンで約10年、レストランを営んでいたという日本人カップルが営む「ユララ」を訪れた。ラオス食文化への探究心はかなりのもので、一皿一皿、いちいち感心することばかりだった。

翌朝、河原町にある「スパイスゲート」という店へ。こちらは、スパイス料理に和風を取り入れるという大胆な試みをする店。和食にスパイスを取り入れる店は少なくないと思うが、ここは逆ベクトルといえそうだ。

肝心の文学フリマ京都のほうは、といえば、おかげさまで多くの方々にブースに来ていただいた。改めて感謝を申し上げます。暇をみて、会場を回ってみたが、さすが京都、というべきか、文学直球勝負、といった本格的な作品が多く出品されていた印象だ。その一方で、既存の文学の殻を破ろうという野心的な取り組みのものもあり、興味深かった。このあたりは、また改めて書いてみようか、と思う。では、また。

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