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#166 家で餅を作る / ぜんざい風のおいしいおやつ / 私が成功しためんどうなことをやりきるステップ

11月のある朝、仕事に向かいながら
「さむ〜」と冷たい空気に肩をすくめる。

空が青く晴れてきれいな朝。
寒いけれども清々しさを感じる。

ああ冬がきたな。


あったかいぜんざいが食べたくなった。

秋のお彼岸に大量に作ったあんこを冷凍したのがある。
でも、餅がない。

スーパーで買おうかと思ったが
もち米も余っているので餅を作ってみようか。


昔買った、もちつき機能のついたホームベーカリー。

アレルギーのある息子がまだ小麦パンが食べられなかった頃に
米粉パンも作れるということで買ったものだ。

餅はなんとなくめんどくささを感じて作ったことはなかった。



やってみようと思った時が動き時。


ところがそうは思いついてもなかなか動き出せないのは
なぜだろう?
気持ちはやりたいと思ってるが
エンジンがかからない。

長年私はここで挫折していた。
「また今度でいいか。」
それでやらなかったことがいくつあっただろう。


最近はこういう時の取りかかり方を身につけ始めた。

やろうと思ったことに対してとにかく
何か一歩動いてみること。

今すぐ全部やれなくてもいい、というスタンスで動いてみる。


まず棚からもちつき機の取扱説明書を出してくる。
これが最初の大きな一歩だ。
これで一歩動けた。
この時点でその時作ると決め切ってはいない。
とりあえず作り方ってどうやるのかな〜くらいで
説明書をめくって見てみる。


ふんふん、
もちつきケースに羽(もち米を回すパーツ)をセットするのか。

収納棚からもちつきケースを出してみる。
これで2歩目。
何年も放置してい他のでパーツが揃っているかどうかも怪しく、
ケースをのぞくと羽もちゃんと入っていた。


羽も計量カップもあるある。

必要な物がそろっていて気を良くした私は
さらに先へ動けた。

羽をセットしてみる。
3歩目できた。
ここらへんになるとだいぶんエンジンがかかり始める。

よっしゃ!
作ってみようとここで決意。


もちつき機本体を出してきてコンセントにつなぎ、
もち米を量ってボウルで洗う。

もち米を水と一緒にケースに入れて
「ひたす」ボタンを押す。

おお。
「ひたす」ボタンが光った。


ひたしが完了してブザーが鳴り、
もち米をざるに移して30分水切りする。
その間に他の用事をしていたらあっという間に30分経過。

機械の本体からふたを外すと買いてある。
なぜに??
と?を飛ばしながら買いてあるとおりに機械本体から
ふたを持って引っ張ると簡単に抜けた。

おおお。外れた。

機械の底の部分に水を入れてケースをセットし、
むす用の白いプラスティックのふたをして
「むす」ボタンを押す。

なるほど、むす用ふたをするから本体のふたは外すのか。

餅のいい匂いがふんわり立ち始めた。


もちつき機にもち米の入ったケースをセットしてむし上がった

もちつきの工程ボタンは「ひたす」「むす」「つく」の3つ。

最後の「つく」ボタンを押す。

もち米がクルクルクルクルケースの中で高速回転を始めた。

ほおー。すごい勢いで回ってる。


やわらかい餅にしたい時は水を足して下さいとあったので
恐る恐る少し水を分量通り上から注ぐ。

どのくらい入れたらどのくらいのやわらかさになるのか
よくわからない。

もち米がケースの中で暴れながら
だんだんまとまり丸まってきた。

なんか楽しいぞ。



餅が回っている間に、つけた餅を広げる場所を作る。
製菓用の生地を練るマットの上に米粉をサラサラと振った。

餅とり粉というのがあるらしいがうちにはないので
米粉で代用した。


丸めた餅を並べるお皿にも米粉を振っておいた。


機械がピーと鳴って止まった。
わー、餅になってる!


ケースからしゃもじを使って
つきたての餅を米粉を敷いた上に取り出す。

ここからは餅が柔らかいうちにちぎって丸めなければいけないので
スピードアップしてちぎっていく。

以前の職場で毎冬、きねと臼で餅つきをしていたので
ちぎって丸めるのは経験あり。
うまくちぎれて自分で驚く。

かたまりの方を左手で押さえ、右手で好きな大きさの分量をとって
クリっと捻るようにちぎる。

ちぎったらクルクル丸めてちぎり口を下に回して
丸くなめらかに形を整えていく。


できたーー!


これなら、これからもできそうだ。


冷凍していたあんこを解凍して
鍋び砂糖と水を足して温めてゆるめたのと
つきたて餅を合わせてできあがり。


ぜんざいというには汁気が少し少なかったが、
あんかけ餅のようなおいしいおやつができた。


きな粉もかけてみた。
あたたかいお茶(ルイボスティー)と一緒に。



餅作り、やってみたら思っていたよりも簡単だった。

やってみないとわからないことってたくさんある。

「案ずるより産むがやすし」

いや、、、
案じてはいないのでちょっと違うけども、
まあそういうことだ。


やってみたいと思いついたものの
めんどくさいなと先延ばしにしてやらなかったことが
いくつあっただろう。

せっかくやろうとひらめいたのに、
いい経験や自分の糧になったのに
もったいないことしてきたな。


最近はまず小さな小さなアクションを起こす作戦で
めんどうと思うことやちょっと勇気のいることもできて
成功しているので、
これを定着させる野望を持っている。


とりあえず次なる野望は
汚れが気になり始めた窓掃除だ。

まずは窓枠を一辺拭いてみることから
取りかかってみようと思っている。



🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)

















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