緊張にどう向き合っていくべきか【本番力】

Twitterをみていると色んな情報を入手できます。その中で見つけたのがタイトルのお話です。



演奏時の緊張。本番や演奏動画を撮影する時なんかに失敗しないように!と焦りや不安などがまじり、緊張して練習通りの力が発揮できない。なんてことがあると思います。そんな本番の緊張といかに向き合っていくか。というコラムが月刊ピアノに掲載されていました。詳しくは本を読んでほしいですが、エッセンスというか気になった部分をピックアップしたいと思います。

緊張しない人はいない

コラムの中には現役ピアニストに本番での緊張をどう対処しているかについてインタビューが書かれています。その中で共通することは緊張しない人はいなかった。ということです。

超絶上手いプロの演奏者でも緊張します。なので練習してなんとか弾いた曲を皆にみせるような人ならば、ガチガチに緊張して当たり前なのです。

これ結構誤解するんですが、緊張するから駄目だとか、緊張して無理とか、緊張に対して恐怖や不安を覚え、更に逃げたくなるような悪循環に陥ることがありますが、やはり緊張して当たり前なのだということを念頭におくことが第一歩になるんだと思います。

ちなみ私は動画撮影やライブのときはそりゃあもうガッチガチです←

緊張になれるための3つのポイント

バンドのギタリストなら某Ken氏のように「じょろり〜ん!いえーい!」という勢いで弾いても問題なかったりしますが、コンクールなどでピアノを披露する人たちはそれこそ想像を絶するような緊張を感じると思います。

先も言いましたが、緊張しない人はいません。よって、いかに緊張と付き合うか。がポイントになります。本書ではいくつか良いことを書かれていますがそこからギタリスト向けになるものを紹介することにします。

1.人前での演奏に慣れよう

緊張とは不安、恐れ、焦りなどのネガティブな意識からやってくるものです。その中には人前(公開する)での演奏をめったにしない故になれないことをするという不安が強い傾向にあります。普段の練習でもビデオを回すとか、路上で弾き語りをするとか、他人の目を意識した練習を積むことで本番になれていくことが出来るでしょう。

2.呼吸を整えてリラックス

緊張すると、呼吸が浅くなり、十分に酸素を取り入れられないため、体が硬直してパフォーマンスが下がるものです。そのため、緊張したな、と思ったら呼吸を整えましょう。 深呼吸はやりすぎると逆に落ち着かなかったりするので、腹式呼吸を意識してみましょう。腹式呼吸は鼻で息を吸い、横隔膜を広げて深く呼吸するので、酸素を十分に取り込むことも出来ますし、心拍数を抑えることも可能です。

私は子供の頃によく腹式呼吸をやっていたので、自然と身についていますが、なんとなくわからない人もいるようですが、寝っ転がると勝手にできると思います。

3.練習不足が緊張増やす

そもそも緊張するほど、何に対して不安なのでしょうか。もちろんコンクールや発表会などで自分の将来を決めるような場面は別にして、不安要素は失敗すること、演奏がかっこよくできないことなどを思うのではないかと思います。

それに一番効くのは練習です。 よく漫画などのスポ根系では「あれだけ練習したんだから、お前たちは勝てる!」見たいなセリフで励ますシーンが有ると思います。最近はこれ、真理だなとおもっているんです。というのも誰の言葉かは忘れましたが、「練習でできなかったことは本番ではできない」ということです。

演奏動画を撮る時、ギタリストなら失敗を恐れます。ミスのない完璧なコピーやパフォーマンスが評価の対象になるためです。これは日本人の悪い癖ですが、そういうところに集中して、全体の作品としての楽しさを見ない傾向にあります。(この話すると長いので割愛)

つまり練習で完璧にできてこそ、本番でも完璧に聞こえるようになるのです。不安や怖れは準備不足も要因になっています。あれだけ練習して弾けたんだから本番も大丈夫。 そんな気持ちで向かっていきましょう。

ちなみに私の演奏動画の撮影目安として、「通しで3回」弾いて満足行くものがなければ、その日はもう撮りません。練習します。はじめの3回位を過ぎたあたりから集中力が足りなくなりしょうもないミスを連発するからです。そんな撮影をするよりは練習してしまうほうが効果的だと判断しています。

緊張のない本番はつまらない

緊張するほど力がはいるということは、演奏に非常に集中し練習以上のパフォーマンスを発揮する人もいます。(さっきの言葉矛盾してる気もしますが)(

練習のように繰り返すだけの状態での本番はリラックスしすぎで逆に面白みに欠けることもあります。これは練習だし適当でもいい。という悪い意味で力が抜けては元も子もありません。

魅せる演奏というのは適度な緊張との向き合いの中で生まれてくるのだと思います。それこそが緊張との付き合いかた・向き合い方なのかもしれません。


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