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新婚旅行助走記/無職夫婦


朝活頑張り中の夫。
ヨガを終えると、散歩いくー?と。


朝の涼しさの心地よさを知ったらしい。
うれしい。

だいぶ伸びた髪。
整える程度にもみあげと襟足を切ることに。水着着て上裸で外で豪快にカットする。ここ4年間ずっと私がカットしているので、だいぶ手慣れてきて早くなった✁

カンカン照りで
ヒリヒリする肌を冷やしに海へ行く。
シーズンオフになって、人もだいぶ減ってきた。
ヒリヒリの肌ですら、入る時はグッと力を入れないと寒い。

前日よりもさらに水が透き通っていて気持ちがいい。
夫にスピードボート!としがみついてはしゃぐのがまた楽しい。欧州人からすると日本人は小柄で童顔。子供が遊んでいるように見えてるかもしれない。


そして部屋に戻ってアペロ。





朝ヨガ、朝散歩、継続中

少し曇ってるので海は無し。
しかし、ネトフリドラマが追加され
アペロが充実。



フヴァル島最終日

ずっと目をつけていたお土産を購入しに。

ハンドメイドのお店へ向かう。
予算が倍ほどあれば、他にもまわりたい店舗はいくつかあったが、今の私達には限りがある。
最初から目をつけていた、フヴァルの風景の立体絵のような置物。
どのデザイン、サイズ、形にするかで悩む…。
悩んでいるうちに、気に入ったデザインのステッカー€2も見つけ、ラス1だったので確保。

結局€35の大きめのは、持ち帰りに神経を使うし壊れたら悲しいということで€12の置きも掛けもできるものに。
夜の風景にしたのは、夜のほうが思い出深いから。
一緒にペルセウス座流星群を見たり、夜のマリーナでご飯食べたりしたもんね。


少しまだ時間がある。
ひかるの「何か食べたい?」の一言で浮かぶお店はたった1つ。
nonica しかない。
けどなあ、この前もそれで食べたしなぁ。と渋る私。
そんな私に光は「それぞれ自由に使える€80があるんだから!」と言う。
あ、一緒に食べよ!ってことじゃなかった?と混乱する私。
はい、不器用発揮。
「気にしないでいいんだよ」が本心で伝えたいことだけど、気を使わなくていいんだよの意味を込めて、自由なお金もあるでしょ!と安心させようとしたらしい。
………なかなか難しい。


まあでもとりあえず
「気にせずに食べていいんだよ」の言葉の方だけ耳に入れ、
有り難くnonicaへ向かう。

ショーケースを行ったり来たり。
悩みに悩んで、決めた。
nonicaという名がついたケーキ。
店名が付くということは、きっと一番のメインのケーキなのだろうと思う。

オレンジ、チョコというヒカルの苦手な組み合わせではあるものの、好きなものにしな?という言葉に甘えて決めた。


ヒカルがこの組み合わせが嫌なのは、オレンジの苦みが勝ってチョコが消えること。
私が作るチョコ×オレンジのバランスは喜んで食べる。
つまり、私が好きだと思うお店のケーキのバランスは、ヒカルにとっても美味しいということ。
結果的に、2人で美味しい!と満足。
食べ納めnonica。
…日本に上陸してくれないかな。笑


島の中では、重いリュックに、重い一眼を抱え、シャッターを押しまくるヒカル。
重いリュックの正体は、2人の飲み物や、細々した荷物を詰めてくれてるから。
重い一眼で撮る写真は、基本的に私。
途中で、私が2人でこんな写真撮りたい!とPinterestを見せると
「難しそうだったらいいよ?」という私の声も届かぬほど真剣に設置して撮影をしてくれる。

こういう愛を感じる場面があるから、前述の不器用さも、帳消しになる。
……夫婦って、そういうものだよね。



パルミジャーナに戻ってからは、島の端まで行って撮影会。



そしてお昼を食べ、私達今後どうしてるかなー?を結構しっかり語り、将来に不安がなさすぎていつになったら不安になるか?も話をした。笑



歩きながら話した話。

私と夫は、得意とやってきたことが意外と凸凹な気がする。
きっかけは、運動マシーンで楽しむ私と、疲れるから終わりというヒカルで、
「ヒカル、意外と運動嫌いだよね?笑」から始まった。

「もしも、兄がサッカーをしてなかったり、姉だけだったら、ヒカルは文化系だったんじゃない?」と。
「料理したり、絵を描いたり…。そういう方向だったかもよ。」

私は。というと。
「長女じゃなくて兄が居たり、弟がアクティブなタイプだったりしたら、もっとスポーツの方にいってたかもね。」と。

2人で身体を動かすとき、なんだかんだ私の方が得意だったりする。バドミントンや、トランポリンなど。
運動嫌いで、習い事も絵画教室や手話に通っていた、the文化系の私だが、意外と運動神経がいいらしい。大人になってから「やってこなかっただけで、運動神経いいよ」と言われて気がついた。

一方ヒカルは、ずーーっと小さい頃からサッカーをやってきて、出逢う直前、社会人になってもサッカーをやっていた。「サッカーの世界しか知らない」と言うくらい、サッカーマンだ⚽️
でも、絵がうまい。そして服が好きで靴磨きが大好きだし、なんだかんだ料理にもハマってて、運動もちょびっとセンスがない。笑

だから、もしそれぞれが
お互いの人生を生きてたらどうなってたかなという話で盛り上がりつつ、
違ったからこそ、相手のやってきた世界が自分の得意と重なるから、共有し合うのが楽しいのかもしれない。と話がまとまった。




そして話したこと/その2

「仕事」とは難しい。


雇われで働く人生は違う。
と思ってるけど

自分たちでコレがしたい

も、
今のところ無い。

人と関わる
人や事の為に全力を尽くす
ことに心が動いたり、向いてることは感じる。

けれども、その手段は様々で、

宿なのか、飲食なのか
古道具屋さんなのか、はたまた別なのか。

まだ、2人にとっては定まることがない。

もう少しふらふらと
波に揺られて進んでいこう


いよいよ明日は荷造りをして、
明後日には出発だ。



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