ハリーポッター全く知らないのに原書で読む【立志編】
この間ふと、人に自慢できることってあった方がいいな、と思って考えてみたら、僕は「ハリーポッターを見たことがない」ということに気がついた。(かまいたち M1決勝ネタ参照)
いきなり脇見に逸れるが、大のジブリファンから見てこのネタの最後のオチ、「火垂るの墓も見たことない」は非常によくできている。実は、公開当時トトロと火垂るの墓は映画館で同時上映だった。つまり、トトロを見ていなければ同様に火垂るの墓も見ていないのだ。
話を戻そう。
昔から、いつかハリーポッターを見てみたいと思っていた。絶対見た方がいいに決まっていると知っていたけれど、なんだかタイミングがなかった。
そんなある日、こんな動画を見つけた。
ハリーポッターファンにはヒエラルキーがあるらしい。最下位は何も知らないのにUSJ行ってる勢、その上が映画だけ見た映画勢、次に日本語版小説を読んだ原作勢、最上位が英語版小説をも読んだ原書勢がいるそうだ。
僕はUSJにも行ってないので、そもそもランクインすらしていない。でも、せっかくだから、このヒエラルキーに飛び込み原書勢になってやろうではないか。
ハリーポッターの世界へ、映画や日本語の小説を経ずに英語の原書から入った日本人はこれまでにどれだけいるんだろうか。かなり珍しい人材になれるかもしれない。
僕はハリーポッターを英語で読むと決めた。
そうと決まっては、まず原書を買わなければいけない。全巻セットはいくつか種類があったけれど、J. K. Rowlingの書いたまま出版されていること、そしてデザインが気に入ったことからイギリス版のAdult Collectionを購入した。
貧乏大学生にとって一万円は痛い出費だったが、すべては原書勢になるためだ。迷いは捨てて注文した。
肝心の英語力だが、リーディングはそこそこできる。と言うのも、大学受験で二浪したことにより、高3、一浪、二浪と3年間も真面目に英語を勉強していたので、少しだけ出来るようになったのだ。恥ずかしい限りである。
僕は日本の英語教育の完成系みたいなもので、一切喋れないがそれなりに読むことはできる。当日の朝に初めて予想問題集を開いたような状態で受けたTOEICでも800点台が取れるのに、研究室の留学生とは “yeah” と “no” だけで会話している。
でも、原書勢にスピーキング能力は必要ない。日本の英語教育の力を発揮してやろうじゃないか。
ここまで結構頑張って書いてきたnoteであるが、中には「こんなものを書いている暇があれば1ページでも多く読めばいいのに」と、あたかも自分が正義かのように平気で意見してくる者がいるだろう。
僕はそういう人と友達になりたい。
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