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今月読んだ本・漫画12作品【10月のエモ活/ファミレス行こ。/路傍のフジイ/数字であそぼ。/僕の人生には事件が起きない他】

最近読んだ本や漫画の中から、読んで良かった作品を紹介するね🤞

数ヶ月分の読書を詰め込んだら物凄く長くなったので、目次から飛んで興味あるところだけ読んでもらえれば…!

「やりたいことやったもの勝ち!エモ消費」を今年の抱負に掲げているので、毎月「エモ活」と称して楽しかったことを記録しているよ。

というわけで、ここ最近のエモ活を振り返っていくね😌

(エモを)求めよ、さらば与えられん🤞
Ask, and EMO will be given to you.  

⚠️本記事はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたく無い人は回避してね。
本記事はアフィリエイトリンクを含みます。私の自由意志で気に入ったものをアフィリエイト経由で貼ってるよ。(プライベートでは誰の指図も受けたくない自我ツヨ社畜なので、依頼案件はやってません🙏)

▼今月の本

▶︎僕の人生には事件が起きない

ハライチ岩井の日常を描いたエッセイ。

ハライチはラジオが好きなんだけど、このエッセイにも私がハライチに感じている好きな味が染みていて、ラジオじゃなく文章だからこそ好きなところを何度も噛み締められる。癖になったエッセイだった。

・現代アートを大喜利と捉えている岩井の視点を読んで現代アートを見に行きたくなった(ほんと頭の良い人だな…🙏)
・棚で家族崩壊する話はラジオで聴いたやつ…!(捨てだ!捨て捨て!という岩井父のワードのリズムが心地よくてラジオの忘れられない回なんだけど、あれがエッセイでも読めるとは)
・人気者でバラエティーなら何をやらせても及第点を取れる器用な澤部の本質は「無」であるというちょっとオカルトな話(こういう怪談ありそうだなと)
が特に好きだった。

僕の人生には事件が起きないと言いつつ岩井自身が毒を振り撒いて事件を起こしてる気もした。うっかり澤部の悪口を言ったタクシーの運転手を降り際にゾッとさせたり、仲良くない知人の誕生日会に自作の絵を送るとこで虚無の時間をプレゼントしたり…😂

面白すぎて、会社の昼休みに顔がニヤニヤするのをばれないようにしながら読むのが大変だった。

私は嫌いな食べ物が本当に一つもなく、海外旅行でも食に全く苦労しない雑食。一方、活字に関してはハマらないものは頑張っても読めず、好きなものしか読めない活字グルメ。
神様が私を作る時に、どのような食でも満遍なく楽しめる能力を授けた反動で、活字を楽しむ能力が低いんだろうか。
そんな活字グルメの私にグッサリ刺さる、珍しくありがたい本だった。他のシリーズも読もう〜


▶︎表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

推しであるオードリー若林の海外旅行エッセイ。ハードカバーで発売された当時にすぐ買って読んで、実家で紛失。(どこいった)

今回、海外旅行のお供としてiPadにダウンロードして持って行った。

旅行をしながら旅行エッセイを読むというのは結構贅沢な体験だった。飛行機が離陸して日本が離れていく時の気持ちや、街並みが違うのを見て異国にいるのを感じる気持ちが読んでいてリンクして一層沁みた。また次に行くまでに他の気に入った旅行エッセイが見つからなかったら、海外旅行に行く時にはこの本を読みたい。

資本主義で動いている世界の中に若林が見出した希望は血の通った関係。家族の血縁関係だけでなく、利害とは関係なく付き合える友人、純粋に同じゴールを目指す仕事仲間。

というのを読んで、芸能界では血が通っていない人間関係が溢れているのかなと。

けど、一般人の私の周りにはそうじゃない人間関係がない。血が通った人間しか周りにいない、というわけではなくて、そうじゃない人間とプライベートで付き合うモチベーションがない(私はこの人嫌だな〜と思う人との飲み会は断るタイプ)ので、大して私の内側にそうじゃない人が影響してこない。という話。

そういう悩みってないなぁと。私の周りには希望しかない…のか…?

一方で、匿名の質問箱 マシュマロを楽しく使っていろんな質問をもらっては答えていたんだけど、これって相手と血が通ってるかこちらからは分からない関係だな…?と気づいた。まぁ匿名ってそういうものなんだけど。

分からない人よりも分かる人との繋がりを大事にしようと思って質問箱を閉めた。

質問をもらうのはとっても楽しくて、送ってくれていた人は本当にありがとうね。質問が嫌なのではなく、こちらからも誰に聞かれているのかを知りたくなったという話。もし、匿名じゃなくてもよければコメントとかXとかで話しかけてもらえると嬉しいぞ🥹🫶

ハードカバーで買った当時には入っていなかったはずの話もたくさん加わっていて得した気分!


▶︎美容常識の9割はウソ

ピコトーニングを8回やって毛穴はだいぶ見えなくなり、ファンデが要らなくなったんだけど、まだまだ肌の悩みは尽きない。勉強してみるか〜と読んだ本。

肌のためにできることって案外少なくて、日焼け止めを塗る、顔に刺激を与えないことくらい。余計な刺激を与えずに肌本来の生命力を大事にしようって趣旨だった。なるほどねぇ。

学びのメモ📝
・肝斑は顔への刺激を避ければ3ヶ月で治る。とのことなので、顔触らないチャレンジをしている。意識すると洗顔の時とか意外と難しいな〜。
・オイルクレンジングは摩擦が少ないので正解。クレンジングオイルは置くだけでよく、毛穴に塗り込まなくていい。グリグリ毛穴の中までクレンジングしてたので直したよ🤞来たれ美肌…!
・セラミドはスキンケアで補う価値のある貴重な物質。セラミドに即効性はなく長期的にバリア機能が元気になって肌が綺麗になる。乳液キュレルにしようかなぁ、でも白潤好きなんだよなぁ

ざっくり言うと洗いすぎず触りすぎないのが大事!!と学んだので、朝の洗顔を牛乳石鹸からキュレルのクレンジング乳液にしてみた。洗顔したら30回濯ぐと昔美容部員の方に聞いたのでやってたんだけど、綺麗残らず濯ぐ必要のない乳液で洗ったら顔に刺激が与えられる回数が減っていいのでは!?と。まだ数週間なので効果は分からないけど濯ぎが減って楽ではある。拭き取りクレンジング用なので本来の使い方では無い。


▼今月の漫画

▶︎ファミレス行こ。

飛行機の中で見た和山やま先生の同名の漫画を原作にした、映画 カラオケ行こ! が良すぎた。

「キョウジとサトミくんのその後が!気になる!!!」のクソデカ感情が芽生え、帰国して日本の電波に繋がるや否や買った。

映画から入ったのでキョウジが綾野剛で再生されてドキンコメーターが止まらない。こっちも映画化頼みますね…?🥹🙏

サトミくんの妙に老成してテンションが低いくせにストレートで失礼なこともズバズバ言う癖になる感じが大学生になっても健在で嬉しい。
サトミくんが貯金している理由もいとエモし。はぁ…😮‍💨(クソデカため息)

今のところ映画にするのが難しいほど緩すぎる日常が描かれている。でも、上巻ってことは下巻も出るんだね…?🥹嬉しい…🥹下巻で何か展開が起こって映画化してほしい…(綾野剛のキョウジに会いたすぎる人)


▶︎夢中さ、君に

綾野剛も好きだけど、和山やま先生の作品が好きなことに気づいたのでこちらも読んだ。

和山やま先生の女の園の星もかなり面白い。和山作品が好きすぎるな…??

そんなつもりは毛頭なくても美形すぎる故に中学ではあらゆる同級生や先輩後輩を惑わせてしまう魅惑の二階堂くんが、「逆高校デビュー」を果たしてから送る高校生活の話。
周囲から不気味がられるように振る舞うので、「彼と関わると呪われる」なオカルト的存在になり、まんまと人から避けられることに成功する。けど、やっぱり魅力が隠しきれなくて時々見つかってしまうスリリングな展開(?)

二階堂くんの魅力が見つかってしまわないかドキドキした😂途中、普通にホラーのところがほんのちょっとだけあってゾッとするので、暑いうちに読んだほうがいい。

林くんの「仮釈放さん」の話も良かった。共通の趣味の本からセリフを引用するなんて粋なことするな…!

高校生のまだ自分が定まっていなくて模索迷走しているかんじ。可愛くて癒されたなぁ。


▶︎路傍のフジイ

目の玉が黒すぎるし四角すぎる。なんか気になる表紙だったので一巻を読んでみたらめちゃ面白く、最新刊の3巻まで一気読みした。

会社内で無口で人に興味がなさそうで、意地悪な同僚にあからさまに飲み会からハブかれてもポーカーフェイスで淡々としているフジイさん。
そんなフジイと、フジイさんのことを詰まらない人だと思い込んでいる大多数の人たちと、フジイさんの隠れた魅力に気づいたほんの少しの人たちの話。

人からどう扱われるかはそんなに気に留めず、いろんな趣味を持って人生を楽しみ、人に対してフンワリした好意で接するフジイさん。メンタルが凪である。人からの扱われ方で気分が上下してしまう私からすると羨ましい限り…!

どうしたらこんな安定メンタルが手に入るんだろう。フジイさんみたいに世間に何か言われても揺るがぬ自分を持ちつつも、世間はクソだ!と嫌うのではなく世間にふんわりした好意を持ちながら生きられたら楽しいよなぁと。だって私たちは世間の中で生きてるんだもんね。


▶︎数字であそぼ。

前から存在は知っていたんだけど、久々に一巻を読んだらハマって全巻一気読み。タイトルを数学であそぼ。だと間違えて覚えていたけど、作者の方も間違えていたのでセーフ。

高校まで天才と持て囃された横辺くんは吉田大学理学部に入ってみたら、数学が難しすぎて挫折。大学に通わずオンボロ寮のワンコの散歩係としてダラダラ過ごす日々を送る。2年間の留年ライフを経て、改めて意味がわからない大学数学に向き合うぞ…!という話。

「数学を分からせるための漫画」ではなく、かつて天才だと持て囃された横辺くんが自分の出来ないことに気づいて挫折して1人で悶々としたり、友人たちとダラダラウロウロしたり、時々頑張ったり、大学生特有のモラトリアムを過ごすのが面白い。

吉田大学は明らかに京大がモデルになっている。「夜は短し歩けよ乙女」や「四畳半神話大系」の森見登美彦の作品を思い出すような、クサレ大学生ライフが楽しい。意識低い系大学生だった人ほど共感できるはず。

もちろん数学は毎話エッセンスとして入っているので「有理数と無理数」や「確率」みたいな概念を分かりやすく解説してくれて勉強になる回もある。作中で横辺くんたちが解いているクイズが難しくて考え込む面白さもあるし、全然何言ってんだか分かんねぇな!!となる面白さもある。

NHKでやっていたパンサー尾形の「笑わない数学」みたいな感じで、数学のとっつきにくいところを噛み砕いてコメディにしてくれて勉強になる回もあれば、なんちゃらのパラドックスとか、集合の概念とか無限の濃度とか、頑張って読んでも全く理解できないことも結構ある。
数学の世界が時々分かったり、大体分からなかったりするのが面白い。
私は大学数学は殆どやってないんだけど、大学になった途端呪文になり果てた数学の正体がなんだったのかちょっとだけ分かってスッキリもした。数学は「こういうもの」と定義して、その定義の中でなら何だってできる異次元空間なので、現実世界でそれが「アレに例えると〜」と出来なくなるものなのね。
そこが分かっていなかった私は、何がどうなってるかサッパリだぜ!!と挫折したってこと。挫折の理由がわかって良かった😂

4巻のマルチ商法を数学で論破する件は爽快だったし、マッチングアプリで理想の相手に出会うために必要な人数を計算したりもする。

生活に関わる数学と、全然関係ない数学、どっちもあるよねぇ。


▶︎お前の寝言がわからない

長らく会っていなかった幼馴染の理系男子と文系女子が、たまたま同じマンションに引っ越してきたらマンションが爆発。空き部屋は一つしかなく、止むを得ず始まった不思議な同棲生活の話。

一巻完結なんだけど、面白くて可愛らしい話を読んだなって満足できる一冊だった☺️

理系vs文系というよりは、何事も事実や数値に基づいて語りたい人vs気持ちや感覚を大事にする人の違い。それを分かりやすくするためにキャッチーな文系理系のレッテルを使っている感じ。

文系理系で分類するなら、工学部の私はゴリゴリの理系。noteを読んでくれている人には、細かいことを気にしないズボラな人間なのがバレていると思う。
世の作品には「理系は融通が効かなくて、データでしか議論したくなくて、頭が硬い」という設定のものが多いし、作品の分かりやすいキャラ付けとして利用しやすいのも分かる。でも、作品は作品であって、実態はそうじゃない人もいっぱいいるからね!?とは声を大にして言いたい。(感覚的な理系の人も、データで語る文系の人もそりゃいるでしょうよ)

お互いが大切にしている価値観が違う。でも違うからこそ良いところを出し合えるし、分かり合おうとしあう姿勢こそが尊いなぁと。


▶︎キングダム73巻

毎巻発売日に買っている大好きな漫画、キングダム。春秋戦国時代の7国が統一されて秦の始皇帝が爆誕するまでの話なんだけど、相変わらず7国ともピンピンしている。

が!ついに!そのフォーメーションにも動きが出そうな予感でワクワクしている。次が楽しみだなぁ。早く国が滅びるドラマチックな展開が見たいっ!(バキバキの目)

いつも最後に知略で勝利を掻っ攫っていく強過ぎさ故にスカして嫌味な感じだった王翦軍が、今回泥臭く戦ってズタボロになったのがよかった。主戦力も失っちゃったけど…。王翦軍が健在だったらどうせ楽勝なんでしょ?って思ってしまうので、これもやむを得ない展開かな。

王翦軍の戦力が軒並み死んでいく中で、ソウオウ&糸凌カップルが生き残ってくれて嬉しい。ソウオウと糸凌の「戦に勝って、今夜ヤリまくるぞ⤴︎⤴︎」なツヨツヨな感じが好きだったんだけど、もうアレは見れないのかな。幸せに生きろ…!(クソデカな想い)


▶︎呪術廻戦28巻

前巻が平成初期生まれのノスタルジーをブッ刺してきて面白過ぎた呪術廻戦、今回は普通のテンションに戻っていた。27巻は高羽が大暴れしてくれた最高のコメディ回だったから…

真希さんがカッコよくて最高。呪術廻戦に出てくる女性はしたたかで強くて好き。地元のしがらみにNOを突きつけ、ブランド物を豪快に買い、自己肯定感がツヨツヨな野薔薇ちゃんが推し。

あと、日下部、お前そんなに美味しいキャラだったの…!?!?宇佐美ってお前か…!!


▶︎HUNTER×HUNTER38巻

ファンへの出血大サービス回だったのでは!?と思う一冊だった。髪を下ろした色っぽいヒソカ、団長をはじめとした旅団の過去編とかがメインの展開。

大サービスゆえにそんなに話が進まず、冨樫先生が漫画を描けるうちに果たして最終話まで辿り着くのか…!?と不安になった😂最終話読みたいからせめて私は健康体でいよう…!冨樫先生、健康に生きろ…!


▶︎普通の軽音部

スキップとローファーが好きっっ!と言ったら「同じ栄養素が入っているよ」と教えてもらったこちら。

美容クリニックの施術中にスマホを見る以外に身動きが取れなかったんだけど、コレのおかげで辛くなかった。ありがとう…🙏

軽音部に入ったことも友達がいたことなかったから知らなかったんだけど、読んでみて軽音部ってかなり特殊な空間だなと。

部活に入るだけだとダメで、部内でバンドを組まないと活動できない軽音部。顧問が指導するわけでもなく、バンドを組むか解散するかも自由意志。思春期の高校生による男女混合の部活。こんなに人間関係が拗れそうなシステム、中々ないのでは…?

バンドが組まれたり解散したり恋愛関係が入り乱れたりで目まぐるしく変わるので、毎話相関図がついているほど。

主人公が「クセと味のある歌声」ということで、彼女を軸にバンドメンバーが集まっていく。

主人公の歌声を「神」と崇めるリンちゃんという子がいて、参謀であり黒幕であるリンちゃんがあらゆる謀略を巡らせて主人公をボーカルに据えたバンドのメンバーを集めていく。ちょっとアイシールド21のヒル魔を思い出す存在。

この主人公の声はどんな歌声なんだろうなぁと想像していて、アニメで聞いてみたい気もすれば、想像を膨らませる方が良い気もして悩ましい…!

アニメにはなっていないけど、そのうちすると思うんだよね。


今月の〜と言いつつ、最近は旅行記を書いていて2〜3ヶ月分溜まってた😂まだ他にも色々読んだんだけど書ききれないのでここまで!


まとめ

最近のエモ活を振り返ったよ。

今月のエモは
・ラジオを聞いてる推しのエッセイは宝
・実写から漫画に入ると俳優の声で再生されて効く…!
でしたっ!


エモ活記録マガジンはこちら。

エモーショナルで豊かな人生にしていくぞっ🥰



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根尾ねおり
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