明日同僚や同級生に語りたい最近の新譜とか。音楽の話です。
僕は、レコードを買うことが大好きだ。というよりも音楽に投資する。
なぜかというと、「アーティストには対価をきちんと支払って、大好きな人たちの次の創作活動を支えたいから。」という理由プラス、
DJをするので、どうしても音源を買うことになる。
USB、苦手で、i pod登場以来は、もともとジャケットで覚えていたせいか、曲名を覚えることが難しくなり、タイトルが覚えられない 笑。
そこで、結局はフィジカルを買うんだな。
もちろん、データのみのリリースだけだと、そこをDJで流さないのは本末転倒なので、書います。
DJをする時にレコードにこだわりもなく、あくまで「その時にかけるべき音源」をきちんとフロアに流したい。
だから、買っているという側面もあります。
で、最近買ったものを少しだけ紹介してみようかなと思った次第。
特に今の流行でもないし、「こんなものもあるんだな」という程度に普段出会いにくい音源と知り合うきっかけになってくれたらいいなくらいにしか思っておりません。
要は「ミュージックシェア」なのです。
新譜は原宿にあるお店、Big Loveか、下北沢のJet Set。新宿や渋谷にあるボンジュールレコードで書います。
時々ディスクユニオンでも書いますが、ほとんど新譜をメインに出来るだけお店で買いたいので、ご紹介するのは中古ではありません。
では。スタート。
BLACK LIPS / SING IN A WORLD THAT’S FALLING APART
1stアルバムに収録されているBad Kidsが有名な彼らの2020年にリリースされた最新アルバム。案外リリース速度が早めで、気がついたらリリースされている。
元々、ガレージロックやロカビリーの要素が強めなんだけど、1つの「ロックバンド」として昇華した、「ロックバンド」としての彼らの成長が伺える。
メロディメーカとしては素敵な才能を元々発揮していた彼らだけど、作品を追うごとに、いつの間にかサウンドプロダクション能力も手に入れていて、
ロックンロールバンドとして名を馳せていたビートルズが、音楽性を手に入れながらアーティストへと変化していく過程を今作で手にしつつあるのではないか!?なんて思ったり。
なんというか、純粋に、「楽しい」んです。メロディも、リズム感も。きっと、僕が1950年代にアメリカに生まれていたら1人で踊ることに躊躇して、緊張しながら
女の子を誘うのならこんな音楽で踊りたい。
手を叩きながら踊ろうか。
Freddie Gibbs & Madlib / Bandana Beats
ドープやで。深みにはまったリズム。Freddie Gibbs & Madlib がタッグを組み、リリースされたアルバム「Bandana」の全編インストルメンタル作品。
元々、ビートメイカーとしてのMadlibは00年代から大好きで、DJとしても好き。
ソウル、ジャズ、レゲエなど多彩なビートを操る彼の上質なトラックはなんと、全てがipodで作られたという恐るべき1枚。
DHAIMA / LOVE LIVES FOREVER
マイアミのルーツシンガーの彼女。2000年に亡くなってしまっているのだけど、そんな彼女の高額で取引されている楽曲まで含まれた名門再発レーベル、Numeroからのコンピレーションアルバム。
ダブチューンから、R&Bまで、この軌跡を総括(総括)とまではいかないけれどまとめて振り返っていく、彼女という存在を忘れないための1枚。
GALCHER LUSTWERK / INFORMATION
名門エレクトロニックレーベル、L.I.E.S.やANTHONY NAPLES界隈と10年代NYエレクトロミュージックシーンを担う音楽プロデューサーによる最新フルアルバム。
落ち着いたディープハウスと、ささやくようなボイス。
きっと、深夜の自宅を静寂のフロアに変えてくれる1枚だと信じてる。
ANDRAS / JOYFUL
ついに発表されたオーストラリア、メルボルンのANDRAS FOX。2020年にソロ名義でついに発表された1stフルアルバム。
少しだけレトロなアシッドなダンスミュージックとポップ・ミュージックの間を埋める軌跡的な1枚。
HMLDT / West of Eden
このバンドが登場した時、デビッドボウイが担っていたしていたアートとロックの部分と、ナインインチネイルズのインダストリアル的な要素の架け橋。
さらには、アメリカなどでメインストリームになりつつあった(というかなった)トラップをロックバンドというフォーマットで確立でいる人たちがいるなんて思いもしなかった。
それでもって妖艶なロックンロール。はっきりいうと、ジャンルという枠に当てはめること自体がナンセンスで意味がない。これはアート。
こんなバンドが登場していること自体が奇跡でしかない。あまりにも初期のシングルが素晴らしすぎて、アルバム、出ないのではないかと思っていた。
バンドはナインインチネイルズとツアーを回ったりしているけれど、最もフジロックなどで来日してほしいアーティストの1つ。
SCOTT & CHARLENE'S WEDDING / WHEN IN ROME, CARPE DIEM
オーストラリアのレジェンド(インディー界隈ではな!)の4年ぶりのミニアルバム。
僕の大好きなVelvet Underground風味全開でNYのポストパンクからLou Reedまでの空気感をオーストラリアから今、届けられた病みつきになる気だるいサイケデリックロックバンド。
Anna Of The North / Dream Girl
TYLER THE CREATORのアルバムでも起用されているノルウェーのデュオの最新作。ポップはポップだけど、R&Bやヒップホップの要素も取り入れた他にはあまりない質感の1枚。
これは名盤やで。
TETORA / あれから
大阪の3ピースガールズバンドの1st。
教室の片隅で放課後、1人残った感情をつぶやくようなギターロック。素晴らしい。売れてほしい。どこまでも行って欲しい!
ヤユヨ / さよなら前夜
大阪の女子大生による彼女たちの自主制作CDから。
FiSHBORN / 瞬き
イントロから鳥肌がたった大阪・高槻のバンドの初流通CD。もう、速攻ライブスケジュールを探して、予約。コード進行感と、リズム感が最高だと思うんですよね。
羊文学 / ざわめき
下北を中心に活動するバンドの最新E.P。もう人気ですね。
ストレートなギターロックにサウンドプロダクションが付いてきて、深みが増しているので最高だなぁと。
はっきり言って大好きです。
カネヨリマサル / かけがえなくなりたい
「青春ロックを追い続ける」 大阪を拠点に活動するガールズ3ピースロックバンド。の新作。
いちいちの歌詞が心に突き刺さるのですよね。
洋楽だから、邦楽だからというのはなくて、いいものはいい。
胸に刺さるものはとにかく刺さる。
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