![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149549948/rectangle_large_type_2_9d7b040abeb89d2162fc5bc108768bf8.png?width=1200)
24歳になったわ
某、24歳になりけり。
昨日まで小学生だった気がしないでもないが、もう24年も生きているのかと思うと一種の恐怖感を覚える。
24歳を迎えた朝、母へいつものように「おはよう」と言うと「誕生日おめっとさーん」という何とも軽々しい祝辞を述べられた。
「あ、どうもどうも。これでまた着々と死に近づいているわ」
と僕が言うと、母は嫌な顔して「じゃあ私はどうなっちゃうのよ!私の前で言わないでよ!」と言う始末。
まあタイムリミットは大きな差があるが、死へ近づいているのは事実であるし、それを一番節に感じるのが誕生日というものではないか。
とはいえ母の機嫌を損ねては生きづらいのが実家暮らしというものである。24歳になっても学生という身分に甘えて実家に居座っているのだから、こういう関係は上手くやらねばならぬ。
「誕生日って死ぬ確率が14%上がるらしいよ」
とりあえず自分へのネガキャン開始である。
「え、そうなの?なんで?」
「知らんけど、科学では証明できない何かがあるらしい」
「ふーん。24年間お疲れ様でした」
母はニヤニヤしながらお言葉を述べられた。僕も何かのありがたい遺言を言おうと思ったが、「やらない後悔よりもやって後悔するんじゃぞ」とか、「どんなときも前を向いて精一杯生きるんじゃぞ」といったようなありきたりで極めて浅い遺言しか思いつかないので、黙って過ごした。
ていうか、24年ではありがたい遺言など考えることもできやしないのだ。
そんな始まりで迎えた24歳最初の1日であったが、1日が終わる頃にはLINEやInstagramのDMでたくさんのお祝いメッセージが届いた(嬉しい)。
しかしこのお祝いメッセージが届くというのにはある経緯がある。
実は先日、Abema Prime(通称アベプラ)というネット番組のVTRに出演したのだ。僅か10秒程度の尺であったが。
きっかけはnoteの記事である。この記事の最後にそのリンクを貼り付けようと思うが、一言でいうと8月に誕生日を迎える僕は何かと損をしているという、またしてもネガキャン話である。
アベプラのスタッフからメールが来た時はびっくりしたが、「誕生日」のエピソードを詳しく聞かせてほしいとの話で快くzoomでのインタビューに承諾した。
聞かれた内容はやはりネガキャンエピソードであり、インタビューをしていたスタッフはいかにも「夏が誕生日で損をしたこと」を聞きたいような印象を持った。
正直なところ、自分の誕生日が「夏」であることに対して何の恨みも妬みも、嫉みも持っていない。ただただ夏は暑くてしんどいなあといった感情しか湧かないのだが、一生に一回あるかのインタビューである。ここはハリウッド・ザコシショウ並みの誇張表現で面白おかしく切り取っていただこうではないか。
その結果がこちらである。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149702821/picture_pc_f4e96ac96ffa121efeb39249c56415fd.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149702816/picture_pc_606deea85a714d52e755b71b19f151da.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149702819/picture_pc_b203be24f40a19e81a1afe4b2c7f3f37.png?width=1200)
なんと、誕生日にプレゼントがもらえない「悲しい人」になってしまったではないか!!
畜生!あとプライバシーを守ってくれたのか分からないが、「斉藤夏輝」ではなく「斎藤夏輝」になっていた。まあそれはいい。斉藤の字を間違えられるなんて日常であるし。
最も納得していないポイントはこれである。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149703144/picture_pc_379754b10aede56708ded797b4ca8afb.png?width=1200)
とてもかわいい絵のタッチなのだが、スマホケースがグレーなのだ。これはいただけない…
カープファンの僕のスマホの色はもちろん赤である。そんなん知ったこっちゃねえよと思うかもしれないが、赤なんだよこっちは!!
僕の尺はたったの10秒だったから、MCのひろゆきの目に絶対入ってるはずたが覚えてもくれてないよね、ああ残念。という念より強いぞ!
と、何にキレているのか分からなくなりましたが、現状(2024年8月4日現在)カープはセ・リーグ首位なのでいいのです。私の心は寛容なのです(期間限定)。
まあ後悔しているポイントを挙げれば、それはやはりカメラの位置ですかね。パソコンを机に置いてzoomインタビューだったので、いかんせん顔が引き攣っている気がしてならぬ。それがいい味出してるんだよと言われればそんな気もするが、チェ・ホンマンの身長くらい高い位置からセルフィーを撮る女子高生たちに見習って、パソコンは自分よりも高い位置に配置してzoomをすべし。
もうメディアに出ることが今後あるかは分かりませんが、23歳の最後の方にそんな教訓を得ました。
こうしてメディア出演をすると(たったの10秒だけど)友人からの反響はかなり大きくて多くの人から連絡がきたし、誕生日を迎えてもいつもよりお祝いメッセージが多い気がするのだ。
いや、これは「メディア出演したから」ではない。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149703997/picture_pc_dd44ab10b7beab103e895fed657428a2.png?width=1200)
「可哀想だから」という同情なのではないか??
ぴえん。
でもたくさんのお祝いメッセージは心に沁みました。アベプラのVTRではLINEギフトのことを罵っていますがたくさんのLINEギフトをいただきました。おかげでこの夏は毎日ミスド三昧で糖尿病不可避である。
LINEギフト万歳!誕生日万歳!久々のミスドうれすぃー!
ちなみにカープも勝ったし、彼女と一緒に1日を過ごせたし、死なずに1日を終えられたし、最高の誕生日になった。
メッセージくれた人たち、みんなありがとう。まだメッセージを送っていないそこの君も今から連絡せよ。なんならLINEギフトをつけてくれても構いませんよ?(ミスドのチケットはもういりません)。
【追記】
アベプラから連絡が来たきっかけのエッセイはこちら↓
10秒だけ映る斉藤夏輝。いや、斎藤夏輝は下のYouTubeで視聴できます(最初の方。10秒だけなので見逃さずに集中せよ)。
いいなと思ったら応援しよう!
![斉藤 夏輝](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99102081/profile_39f7d16aeb4bfcf469ba4c16efb9f15f.png?width=600&crop=1:1,smart)