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お悩み事例10「脱サラしてパン屋の修行中だけど辞めたい件」

カウンセラーによる人間関係お悩みショートラジオ第10弾!!!

みなさんこんにちは、僕のnoteを読みに来てくれてありがとうございます!
もう夏も終わり、どこか寂しい気持ちになるものですが、それは秋の始まりでもあります。何かが終わると何かが始まるものです。人間模様もキャリアにも同じことが言えます。
今回は長い間勤めた職場を辞め、新しい場所での人間関係のお悩みアドバイスをお送りします。

40代前半の男性から寄せられた「職場の年下の先輩」「キャリア展望」にまつわるご相談をお届けします。

お悩み「脱サラしてパン屋の修行中だけど辞めたい件」

相談者 40代前半 男性 パン屋で修行中
現在長年働いていた介護の仕事を辞め、夢のパン屋を開くためにパン屋でバイトを始め4ヶ月経ちます。自分はこれまで介護現場で正社員で働いていたのでパンのことに関しては初心者です。そのため気が引けて、元からの性格もあり遠慮して自らいろんなことを聞くことができません。「悪いな〜、まだ見習いだから質問なんて恐れ多い、今は与えられたことをしっかりとこなしていこう」と思って質問や言いたいことを思いとどまってしまいます。。

オーナー夫婦が営んでいるパン屋は25年ほど続いていますが、従業員は少なく、その中の一人の22歳の女性の方が私の育成係なのですが、気分に浮き沈みが強すぎて困っています。

何が引き金になるのかわからないのですが、突然返答がなくなります。パンの仕上がり、作業工程がこれで良いかどうか聞いても本当に無視です。基本的にパンの作り方は現場で実践の中教わるので、正直ストレスもたまるし、パンの作り方を覚えるのが苦痛です。しかし自分の家でパンを作るスキルは高まっていて楽しいです。

夫婦の人柄はとても良いのですが、、、、自分は和気藹々と働きたいのに、パン屋を開く現実も知り、バイトを辞めようかどうか悩んでいます。


今回の登場人物
パン屋見習いアルバイト→相談者
教育係→年下の女性22歳
夫婦→パン屋のオーナー

40代にして新しい夢を追いかける勇気、素晴らしいですね!長年携わっていた介護職から一転、パン屋という全く異なる分野に挑戦する決意は、人生において非常に大きな一歩です。

しかし、新たな職場での悩みやストレスも避けられないものです。今回は、その悩みを乗り越え、夢に向かって前進するためのアドバイスをお届けします。


1. 質問することで組織の成長に貢献する

新しい職場での不安や戸惑いは誰しも経験するものです。特に、自分が初心者である場合、質問することに抵抗を感じるかもしれません。しかし、質問をすることは決して「迷惑」ではありません。むしろ、それは職場全体の成長につながる大切な行動です。一方、このパン屋さん長年続いてはいるものの教育システムが整っていない印象を強く受けます。その点を逆転の発想で捉えてみましょう!

相談者さんの質問が、パン屋の人材育成のポイントを明確にし、将来の新しいスタッフのためのマニュアル作成に役立つかもしれません。「質問すること=職場の財産を増やすこと」と考え、自信を持って質問してみましょう。例えば、「わからないことが多いので、教えていただけると助かります」「もしよろしければ新人がつまづく点や質問などをリスト化しておくので、いつか人材育成マニュアルなどに役立ててください」などと伝えることで、質問しやすい環境を作ることができますよ!

2. 22歳の女性スタッフとのコミュニケーションを見直す

新しい職場での人間関係に戸惑うことは誰しもあるものです。特に、育成係の22歳の女性スタッフとのコミュニケーションがうまくいかないと感じるのは、非常にストレスがたまってしまいそうですね。彼女の気分の浮き沈みに対応するのは大変ですが、ここで一度、彼女に対する期待のハードルを見直してみましょう。職場では先輩ですが、人生の先輩として一歩大きな視点を持ってあげてください!

彼女もまた、職場でのストレスや不安、何か背景を抱えているかもしれません。自分でもコントロールできない場面緘黙(ばめんかんもく)の方も世の中にはいます。

教育係の方がそうだと断言できませんが「話したくない時の合図」や「最低限のコミュニケーション方法」を気が許せる時にでも一緒に考えるのはどうでしょうか?

ボディーランゲージや簡単なサインを決めておくことで、お互いの負担を軽減することができますので、少しだけコミュニケーションに工夫を入れてみてください。

3. パン屋での経験を別の視点で捉える

夢のパン屋を開くために頑張っていることは素晴らしいことですが、今の状況が自分に合っていないと感じるのであれば、働いている意味を見つめ直す機会にしちゃいましょう!パン作りが楽しいと感じているのであれば、それを仕事だけでなく、趣味やプライベートの活動として活かす道もあります。

例えば、余暇にパンを作り、地域のイベントやワークショップでそのスキルを披露することも考えられます。パン屋での経験を単なる仕事と捉えず、人生を豊かにするサイドワークとして捉えることで、今の現状をよりポジティブに取り組みエネルギーを生み出しましょう!

一方、もしパン屋を開くという夢が現実的ではないと感じたのであれば、今のバイトを続けながら、自分のキャリア形成を再考する期間と捉えるのも1つの手段です。今後の人生をどう歩んでいきたいのか、3年後、5年後の自分を見つめ直す機会にしてみてください。時には、少し立ち止まって未来の方向性を考えることも大切です。

そして新しい環境では、どうしても嫌なことに直面することがありますが、その全てを一括りにせず、レベル分けしてみましょう。例えば、「挨拶を無視された」などの小さなことから、「ケガをした」といった重大なことまで、職場での出来事を自分なりに分類します。そして、一定の基準を超えたものが100個貯まったら辞めるといったゴールを設定することで、無限の不安に対処しやすくなります。おそらく100個貯まる頃には3〜4ヶ月くらい経っていますので、その時間の中で新しく発見できることも多くあるものです。少し肩の力を抜いてみましょうね!

まとめ

1 質問することで組織の成長に貢献する

2 22歳の女性スタッフとのコミュニケーションを見直す

3  パン屋での経験を別の視点で捉える


パン屋で働くという新しい挑戦は、確かに難しい部分もありますが、その経験が必ず未来の自分にとって意味のあるものになるはずです。夢に向かって歩む道のりで、困難に直面することもあるでしょう。しかし、それを乗り越え、新たなスキルや知識を得ることで、キャリアにおいても人生においても、より豊かな未来が待っています。

焦らず、一歩一歩前進していきましょう!


終わりに

今回の「ノームの人間関係お悩みショートラジオ」アーカイブはこちらから視聴できます♪
⬇︎
https://twitter.com/i/spaces/1ynJODnyzYlxR

1つの関わり方の工夫として似たような状況時には参考にして下さい、またみなさんの大切な人が似たような人間関係トラブルにあった時は「こんな考え方もあるよ」とそっと伝えて心を楽にしてあげて下さい。

人間関係のお悩み相談やコミュニケーションレッスンなどご希望の場合も気軽にご連絡ください、またお悩みも大募集していますのでドシドシくださいね!

ここまで読んでいただきありがとうございます、新しい視点や考え方を得てみなさんの人生が向上することを願っております!

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