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enjiro
自分のためにも、そして後輩のためにも失敗の記録を続けた話【お仕事のお話】
新入社員として入社した時から、上司や先輩に指摘されたことと、その時感じたこと、改善点を細かく記録していた。
きっかけは尊敬するインスタグラマーであるayaさんがそうしていたから。
「私が時間をかけて学んだことは、後輩が同じ時間をかける必要はない」
そう教えてくれたayaさんに、とても感心して、そしてしっかり真似した。
昨日、私の4年半分の蓄積を後輩に託した。
本来はもっと早い段階で渡してあげるべきだったのに、当初の目的の「失敗は自分の代で」というのを忘れてしまっていて、今も自分のためにだけ書き続けていた。
自分のミスやその時の思いを人に見せるのは、勇気がいる。
でも、後輩が「こんなに書いてらっしゃってすごいですね!」と驚いていて、そしてちょっと嬉しそうに「私も記録します」と言ってくれた。こんな私の反省や気づきも人の役に立てることを知った。
確かに、新入社員からこつこつ、たまに忘れるけどずっと書き続けてきたんだな。
今見返しても、どれも私のためになっている指摘や気づきで、無駄なものはない。
何かを教えるだけが先輩じゃない。
こうやって失敗を繰り返さないように先回りしたり、背中を見せることも、先輩として重要なことなんだと気づいた。