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学校が伸ばす力、家庭が伸ばす力
子どもの得意を伸ばしたい
今時の親の多くは、子どもの得意なことを伸ばしたいと思っている。程度の差こそあれ、「機関車トーマスが好きだからトーマスのおもちゃを買う」のは普通だ。
幼稚園年少の子が、トーマスを見せながら「こっちがわにタイヤが3つあるでしょ。両方にあるから全部で6つなんだよ。」と教えてくれたことがある。もうかけ算を理解している!と舌を巻いた。ちなみにその子の幼稚園もご家庭もお勉強をさせないので、自分で気付いたのだと思う。
おもちゃ選び一つとっても、教育なのだなあ。
学校はすごい
小学校に入った長女はしばらく「学校に行きたくない」と毎日言っていた。自分の気分に関係なく「国語の時間」「算数の時間」と区切られて活動するのは、幼稚園までの生活とギャップが大きい。確かに大変だろうなあ、と思う。
でも一方で、「あのおてんば娘が45分じっと座って勉強をしている」ことにびっくりもする。しかも先生は1人で25人を見ているのだ。
先生ってすごい!何者!?お友達の影響力もあるだろうか?家でもやらせればできるのか?
色々なことに興味があってじっとしていられないのは長女の良さだ。でも、私のせいで「伸びなかった力」もあるのかもしれない。
バランス難しい
休日に親子ワークショップを企画するとき、学校じゃないのだから、きちんとした集団行動は求めない。気が乗らない子は別の遊びをしていても良いし、保護者のところに甘えにいくのも良い。
でも、1枚のマットに座って導入の絵本を見つめる子たちや、区切られた時間の中でみんなと同じ活動をする子たちの顔もまた素敵だ。
保護者の方もおっしゃる。こんなことができるなんて知らなかったです、おともだちがいると違うんですね、と。
学校と家庭の関係
学校の先生は、技術を持っている。集団の注意をぐっと引きつけて放さない力。全体を一つのことに向かわせる力。
同調圧力と言えば聞こえが悪いが、それがあるからこそ勉強に集中できたり、1人でできないことができたりする。(家ではぐうたらしていても職場に行くとしゃきっとする。大人だって同じだ。)
本人の意思に任せるからこそ伸びる力もあるし、「やらせる」からこそ伸びる力もある。大事なのはバランス?
学校教育の在り方に問題がないとは言わない。でも、どのくらい「自由に」どのくらい「やらせる」か、バランスを取るのは親1人、2人には難しすぎる。「やらされるだけの勉強なんてダメだ!」と既存の学校教育を全否定するのはもったいないと思う。
学校の先生と保護者との信頼関係、協力関係を築きたいと思う。