【続・後日談】棚割り生産性_チルド麺
話の前段はこちら
その後の話があります。
棚の変化
週末にチルドの麺が売れるという事実が判明したからでしょう。その後、チルド麺のラインナップがかなり増えました。
内容としては、
チルドの麺・スープセットの商品がかなり増えた。
単品のチルド麺と単品スープが少し増えた。
仮説的な考察
当該店舗ではチルドの麺が売れる事実の深堀調査中なのだと思います。一人の顧客の意見ではあるが、チルド麺全体として、どういう販売傾向があるのかを少し売り場を多くとって検証した結果、本当に売れる商品を探すという実験を開始したのではないかと思います。
1店舗で実験をする意味
例えば、市場データや、他社の販売傾向から、棚割り主幹企業が出した結果の妥当性を実店舗で試せる機会はないという部分で、多くの商品から、少しずつ絞ることで、売れる商品と、利益率の高い商品を売り場にどう反映するかが見えるのだと思います。
単純に数売れたらよいというものでは無い
以前、卸の方に聞いた話として、利益は低いけれど、売れるものばかりを置くと、棚の利益が減ってしまうという話で、一定数売れて、かつ利益の取れるものを見極めることも大事という話を聞きました。それは、おそらく店舗とコラボして単価が高いものでは無いのかと思っています。
成熟した売り場と、新たな需要
一旦は、過去の実績に基づいて成熟した売り場となっていたのだと思いますが、そこに新たな需要があるということを考えていなかったということだと思います。私もそんなに大事かと思いましたが、今確かめるべき事のような気がします。
実験的売場の意味
あるメーカーが、ファミリー層の多い商圏で、駄菓子の主幹を依頼されたそうです。実際のところ、駄菓子屋は減ってもそこに一定の需要があり、それを棚に落とし込む意味というものを実験した結果、そういうこともあったという事例です。
今日はこれにて
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