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身体の本能を最大限に引き出す!アナボリックステロイド情報の完全ガイド "VOL1"
筋力アップを目指している多くの人が、ステロイド注射を選ぶことが増えていますが、正しい知識を持たないまま使うケースが多いのが現状です。
もしステロイド注射を検討しているなら、まずはそのリスクや効果、そして最適な使用方法をしっかりと理解することが大切です。
本書は、ステロイド注射に関する知識を深め、正しい判断をするための完全ガイドです。注射による効果や副作用、その対処方法に加え、具体的な注射方法や適切な注射量、ステロイドの信頼できる購入先、最適な注射タイミング、注射スケジュールやサイクルの組み方、副作用に対処するための薬の種類や服用量・タイミングまで、すべてを詳しく解説しています。
この本を手にすることで、ステロイド注射に関するあらゆる疑問が解決し、安心して正しい選択ができるようになります。
もしステロイド注射を本気で考えているなら、ぜひこの完全ガイドを手に取ってください。成功への鍵は、正しい知識を持つことです。
本書を読むことで、あなたは以下のことを学べます
1.アナボリックステロイドとは?
アナボリックステロイドとは総称であり、アナボリックステロイドという名称の薬があるわけではない。このカテゴリーには約十何種類かのドラッグが該当する。一般的に「ステロイド」と言えば、アトピーや喘息の治療薬を指すことが多く、それらは強力な抗炎症作用により多くの患者を救っている。しかし作用が強力な分、副作用も強くなるため、医師の指導のもと一定のサイクルでの使用が推奨されることが多い。
化学的にはステロイド基がついている物質をステロイドと呼ぶ。これにアナボリック、anabolic(同化、すなわちたんぱく質等体内に取り込むこと)という言葉をつけてそのような作用を促すドラッグを広義にアナボリックステロイドと呼んでいるのである。
またアナボリックステロイド(AS)は元々スポーツ選手が競技能力を向上させるために開発されたものではなく、様々な病気の治療薬として開発されたものであり、現在でも治療に使用されている。
ASは魔法の薬でもなく、また地下で製造された違法なドラッグではない。正規の製薬会社によって製造される薬である。もっとも日本では入手するために医師の処方箋が必要だ。国により対応はさまざまであり、アメリカのように所持しているだけで違法という国もあれば、メキシコやタイのようにありとあらゆる薬が容易に入手できる国もある。
アナボリックステロイドの歴史
アナボリックステロイドの歴史については多くの資料で記述されているため、ここで誰が男性ホルモンを発見したかといった詳細には触れない。簡単に要約すれば古来より男らしさは睾丸に秘密があると人々は認識していた。これは正解で、睾丸で男性ホルモンであるテストステロンが製造されている。そしてテストステロンが発見されると、1930年代には人工で合成出来るようになった。
1950年代から60年代にかけて、現在あるアナボリックステロイド(AS)のほとんど全てが開発された。基本的に男性ホルモンを基にさまざまな種類のドラッグが開発された。(一部例外はある。)
ASは50〜60年前のはっきりいって古い薬であり、製薬会社もたいした利益にならないので新たな種類のASの開発をするところは無いようだ。30~40年前に出尽くした感もあり病気の治療には十分であるということであろう。
スポーツ選手の競技能力向上のために使用され始めたのも開発時期とほぼ同時であり、70年代に入ると一般人にも使用され始めたようだ。しかし効果的な使用量や副作用の知識が普及せず、魔法の薬のようにASの絶大な効果のみが注目された。その結果ひどい副作用に悩まされ、廃人同様になる人も数多く現れた。
アナボリックステロイド(Anabolic steroids)といえば、何を連想するであろうか。
一般的には、副作用や競技における不公平、モラルに重点が置かれる議論が多いのが事実である。副作用が強いということは作用もそれだけ強いという当たり前のことであり、副作用が体を蝕むだけのものであれば、誰も使用しないのも当然である。
また、不公平というのは、使用者と非使用者との差が顕著であるということであり、それだけ副作用と不公平の裏にはASの効果があることを示していることになる。実際に筋力、筋量、体重の増加には絶大な効果があるのは間違いない。
現在、さまざまなサプリメントが氾濫している。これは、人々の「早く筋肉を大きく、強くしたい」というニーズに応えて、メーカーが次々に新商品を出している結果である。プロテイン、アミノ酸、ビタミン剤、クレアチンはもちろん、近年ではプロホルモンが脚光を浴びている。競技ビルダーだけでなく、一般のトレーニーもこれらのサプリメントに毎月かなりの金額を費やしているはずだ。果たして費用に見合う効果は出ているであろうか?
プロやトップアマチュアが短期間で4〜5kgの筋肉増を達成することは珍しくない。確かにトップレベルの選手は素質もあり、いろんな意味で最高のトレーニング環境にある。プロほどではないが短期間で一般トレーニーレベルでも的確なトレーニング、栄養摂取、休息が可能な環境にあれば劇的な変化は可能であろうか。いったいプロ、トップアマチュアは何を使っているのであろうか。
事実はずばりドラッグである。敢えてステロイドと言わずドラッグという言葉を使ったのには意味がある。現在はステロイドのみでは発達が不可能なレベルまで到達しているのである。成長ホルモン、インシュリン等をステロイドと組み合わせてほぼ1年間使用しているからだ。
これを証明するのは簡単である。70年代、いや80年代後半から90年代前半のプロビルダーと現在のトップレベルの選手のサイズを比べてほしい。93年に7Kg増量して117kgでミスター・オリンピア(国際的なボディビル大会)で優勝に輝いたドリアン・イエーツは当時としては驚異的なサイズであった。
しかし現在では、そのサイズで目立つことはまずないであろう。イエーツはすでに成長ホルモンを使用していたようだが、現在では使用量が増加し使用期間もかなり伸びているはずである。このことから現在ステロイドのみでは驚異的なサイズを獲得することは非常に難しいのである。
ミスター・オリンピアレベルのサイズを獲得することは確かに難しいが、誰でもASを使用することによりフィジークの向上が可能であり、強く大きくなれるのは間違いない。ただしステロイドはサプリメントではなくドラッグであるため、効果的に使わなければ副作用をただ垂れ流すだけになってしまうこともあり危険である。
本記事を参考にして効果的に安全に使用していただきたい。
どんな目的で使うのか?
筋量・筋力アップを目的としてアナボリックステロイドを使用することで、ナチュラルではありえない速度で筋量・筋力の向上が達成できる。トレーニングによる疲労の回復のスピードも増し、ハードなトレーニングを長時間、高頻度で行うことができる。最近は短いトレーニングで休息をたっぷり取るトレーニング方法が定着しているが、アーノルドが現役のトレーニング方法は1日2回、各2時間で週に6日ずつ行うダブルスプリットが流行っていた。
アーノルドの行っていたダブルスプリット法はどんなタフな人間でも2週間もドラッグなしでは続けられないだろう。薬なしで強度を落として行ったとしても、大した筋肉の発達は期待できない。回復の時間が短いからだ。
どのくらいの速度で発達するかといえば、ナチュラルの2ー3倍で発達する。しかし、ドラッグの使用者は後ろめたさやネガティブな面から、体験や効果について語ろうとしないことが多い。日本のアスリートで唯一体験を語ったのはパンクラスの舟木選手ぐらいであろう。氏は著書のなかで新日本プロレス所属時のイギリス修行時代にステロイドを使用したと語っている。
イギリスでは週に一回テストステロン(200mgー250mgくらいか)を自ら打ち、2ヶ月間で5kgの増量に成功して筋力もかなりついたそうだ。この間特に食事に注意を払うということはなく、むしろいい加減であったにも関わらず、そして通常より3倍は効果があったと述べている。舟木選手はその後ステロイドの副作用を懸念して使用を止めたとも。
通常の3倍。これは嘘ではない。発達の速度は本人だけでなく周囲の人間も驚くほど顕著なものである。ドラッグユーザーなら他人が急激にサイズアップした場合、その人がナチュラルからドラッグユーザーになったことは一目瞭然だ。そのため一度経験すれば今までのナチュラルのトレーニングが馬鹿らしくなり、ドラッグの使用は止めることが出来ずどんどん使用量が増えていく傾向にある。
アナボリックステロイドの副作用
ASが体内に入ると細胞のレセプターと反応しさまざまな作用が起こる。これは筋肉だけでなく、脳やその他すべての細胞にも影響する。よくステロイドにより攻撃的になるというがこれは脳のレセプターと結合した結果であろう。
ステロイドの副作用は、マスコミの報道等でその種類以上に一般に知られています。具体的には、肝機能障害、腎臓障害、心臓疾患、高血圧、肝臓や前立腺のガン、ニキビ、性欲の亢進・減退(インポテンツ)、不眠(睡眠障害)、脱毛(ハゲ)、女性化乳房、精神障害(うつ等)などが挙げられまる。これでもかというくらい病気のオンパレードである。
これらの副作用は、作用の強いステロイドを使用するほど顕著に現れる。例えばテストステロンやアナドロールである。某ビルダーは「アナドロール1錠飲んで正常でいられる人がいたら教えてほしい」とも言っている。
とりわけ副作用で目に見えるものはニキビ、はげ、女性化乳房である。原因として考えられるのはDHTとアロマタイズである。
DHT
DHT(ジヒドロテストステロン)。これは体内に入ったテストステロンが変換されてできる物質である。テストステロンよりも10倍は男性化作用が強い。これによりニキビ、はげ、また前立腺肥大、前立腺ガンを引き起こす。これを防ぐにはProscarという薬剤を服用すると変換率を大きく減少させる効果がある。
アロマタイズ
体内でテストステロンが過剰になると、あろうことか女性ホルモンに変換されるころがある。驚くべきことに、男性ホルモン(テストステロン)と女性ホルモンは化学的に非常に似ているのである。女性ホルモンが増えれば水分、脂肪が体に蓄積されるだけでなく乳房も膨らんでくる。初期の段階ならノルバデクス(抗エストロゲン剤)の服用で回避できるが、かなり大きくなると外科手術しか方法が無い。女性化乳房というのは特に避けたい副作用であろう。
簡単ではあるが副作用とその主な原因を述べたが、全ての人間が同じ副作用を経験するわけでもなく、またあったとしてもその程度は千差万別である。
これはその人本来のホルモンの状態、体質に起因する。アルコールについて考えてみればわかりやすいであろう。コップ一杯の日本酒で泥酔するどころか、致死量に至る人もいれば、全く平気な人もいる。
ステロイドも同様に同じ量であっても作用の違いがある。しかしこちらはホルモンであるため、作用は非常に複雑である。ホルモンは微妙なバランスで体内に存在しており、このバランスが崩れると体は元に戻そうとする作用が働く。(平衡)
例えるならばシーソーのようなものである。外部から男性ホルモンを投与し、正常値を超えれば体がバランスを保つため過剰なものは女性ホルモンに変換したり、また自身の男性ホルモンの製造をストップして量を調節したりしようとする。
そして一度崩れたホルモンバランスは正常に回復するのに非常に時間がかかり、このためにさまざまな副作用が出てくるのである。
ステロイドの形態
クスリといえばほとんどの人が経口剤をイメージするのではないであろうか?
もちろん、人それぞれ異なるイメージを持っているのは言うまでもない。
ステロイドは大きく分けて2つの形態がある。経口剤、注射剤である。
経口剤
経口剤には取り扱いやすさと即効性のメリットがある。服用して90分程で血中濃度のピークに達する。体内をアナボリックの状態に保つには濃度を一定に保つ必要があり、このため1日に3ー4回服用する必要がある。また体内から排出されるのも早いのでドーピングテストを回避しやすい。デメリットとしては必ず肝臓を通過するので肝臓にダメージを与える。(例外はプリモボラン錠、Andriolがある。)
注射剤
実は注射剤のほうが種類も多くてステロイドユーザーの大半が注射剤を使用する。注射剤は脂溶性と水溶性に分かれる。注射方法はすべて筋肉注射であり静脈注射のものは一つもない。
脂溶性
脂溶性ステロイドは水に溶けにくいものが多い。イメージ的には調理用の油に似ている。非常に粘性があり、注射した場所に違和感を覚えることがある。注射部位から徐々に血液に溶けこみ、体内をかけめぐる。肝臓に直接入らないため、ダメージを与えることはほとんどないようだ。体内に長く滞留するので血中濃度を一定に保ちやすく、非常に効果的である。
エステルの種類によるが、だいたいが週に一度の頻度で注射する。滞留時間が長いため、体から排出されるのに時間がかかり、ドーピングテストに引っかかりやすい。特に人気のあるナンドロロンデカノエイトは使用を止めて1年経っても代謝物質が検出されることがある。つまりテストに引っかかるのである。定期的にドーピングテストがあるアスリートはナンドロロンデカノエイトを使わないようだ。
水溶性
水溶性テストステロンは1940年代に開発されたとても古いステロイドである。こちらは種類が少ない。即効性があり、滞留期間が短い。そのため毎日注射する必要がある。経口剤に比べて体には優しい。中でもテストステロンサスペンションは人気がある。
ステロイドの摂取の仕方
AS(アナボリックステロイド)は年中無休で使用するものではない。基本的にはサイクルのオンオフを繰り返す。平均的には6ー8週間摂取して同じくらいオフを取るというものである。なぜなら、最初の数週間でレセプターが飽和し、それ以上ステロイドを摂取しても効果が無くなり、副作用だけが出てしまうからである。ハードトレーニングによりレセプターが増えるが、ある時期に入れば効果が減少していく。この場合他のASに切り替える場合もある。
サイクル中は徐々に量を増やしていき、終わりに近づけば減らしていくというピラミッド方式をとる。急激にホルモンが増減するのは好ましくなく、特に減少する方が問題だ。ステロイドサイクル中はホルモンが正常値を越えるわけなので、脳から睾丸に男性ホルモンを減らすよう指令が出される。そのためどんどん睾丸は退化していき、外見からでもわかるくらいにかなり縮まる。最終的には完全に睾丸の機能が失われる場合もある。
使用を急に止めれば体内からASが排出されていく。しかし睾丸の機能は低下しており正常に男性ホルモンを分泌できない。できるようになるにはかなりの時間がかかる。一方、体内から薬が抜ければ体内のホルモンの量は正常値の下限を大幅に下回る。この状態をホルモンクラッシュという。この状態になると肉体的にも精神的にもダメージは大きい。倦怠感がひどく日常生活を送るのが非常にしんどくなる。精神的にはうつの状態になる。また筋力、筋量も減少する。
このような状態を防ぐために段階的に減らしていきASから離脱する。通常はサイクルの終わりにHCGやクロミッドという薬物をつかい、急速に睾丸の機能の回復をはかる。これにより体内のテストステロンのレベルを正常値に戻すわけである。ASユーザーで特に強力なものを使用する際は必須の薬物である。
HCGは性線刺激ホルモンであり、医療の現場では排卵誘発剤として使われている女性の不妊治療薬である。男性には睾丸の機能回復に使われる。睾丸に男性ホルモンを作るように働きかけるわけである。これは男性ホルモンのレベルを上げるとともに女性ホルモンのレベルも同時にあげてしまう。
しかし睾丸の機能が著しく低下している場合は男性ホルモンのみしか上げない。睾丸が正常の場合は女性ホルモンのレベルも上昇するので女性化乳房を呈する場合もありうる。このためHCG単体で筋肉増強剤として使用することはまず無い。
クロミッドもほぼ同様の働きをする。HCGが注射剤でクロミッドが経口剤である。HCGのほうがクロミッドより急速に機能を回復することができる。ホルモンクラッシュを防ぐためには急速に機能回復する必要があり、この点はHCGの方が優れている。2点を併用する場合もあるし単体で使用する場合もあり、睾丸の機能低下の程度による。
2.各種ステロイド、その他薬品の解説
以下さまざまな代表的なステロイドについて解説していく。かっこ内は薬物名である。
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