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朗読ノオト
2018年9月1日 09:08
朗読で肝になるのは、読んでいるあなたは、「誰に共感して」読んでいるのか、という事だと思う。私は今ロンドンに来ていて、この場所で読むことに何か意味があるものを読もう!と思い立ち、夏目漱石の『倫敦消息』を手に取った。夏目漱石が、ロンドンから日本へ向けて書いた手紙、という型の文章である。手紙文やエッセイ、一人語りなどは、比較的「誰に共感して読むのか」が分かりやすい方であると言え