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日本のロック/ポップス参考文献(2007年7月)
これはたしか「J-POPに詳しくなりたいんで何読めばいいか教えて下さい」と言われて、その人に説明するために書いてたメモを整形してウェブに数日だけ公開した記事だったと思います。2007年の話だから今とはちょっと感覚が違いますけど、まあいいか……。
『大滝詠一のゴー!ゴー!ナイアガラ 日本ポップス史』(1984/自由国民社)
大瀧詠一がラジオ番組風にポップスの歴史を紐解いていく本書は、内容はジャンル別に分かれているものの、むしろ扱われているのは邦楽と洋楽という意識、日本の音楽家が海外からの影響をどのように取り入れたか(取り入れなかったか)の歴史である。本書の売りの一つでもある対談「分子分母論」は後年、河出書房新社の別冊に再録されたが、対談相手である相倉久人の後書きは本書にしか収録されておらず、非常に示唆に富んだ未来の予見書として一読をお奨めしたい。約七年後に発表した「ポップス普動説」もできればチェックするべき代物だ。
『日本の'60年代ロックのすべて』(1989/ビート史料刊行会)
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