子どもたちが「まだ幼いんだ」とホッとした夏休みの始まり
驚くほど過ぎ去るのが早かった7月。
子どもたちが夏休みに入った最初の土日に家族で国東半島へ行ってきた。
国東半島の東の端っこ、ウミガメが来る浜
国東半島の東の端の海岸を家族で歩き、大きな石の前で夫と子どもたちが満面の笑顔になっている写真を撮ったり、「あれは四国かなぁ」なんて対岸に見える陸地をみんなで眺めたりした。
ウミガメが産卵にやってくるという綺麗な白い砂浜の北側には、面白い形をした岩。
クレヨンしんちゃんを思い起こすような、お尻の形をした大きな岩を見てキャーキャー騒ぐ子供たちを見て、「まだ子供だなぁ」なんてホッとしてしまった。
黒津崎海岸は大分空港が近く、飛行機も上空近くを飛んでいく。
「飛行機だ、すごい!」と空を夢中で見上げる子どもたちの様子を見て、またホッとするのに気づく。
今まで家族旅行をしてきて、こんなふうに思うことは無かった。
「あぁ、こうして一緒にいられるのは、本当にそんなに長くないのかも」と直感する。
言葉や行動、話しぶり。
小柄な上の子が、ユニクロで大人のSサイズなら十分着ることができる背丈になった。
成長が早い下の子は、「恥ずかしいから」と友達の前では手をつながなくなった。
子どもたちが、本当に小さな子どもではなくなったことが分かるからだろうか。
「子供の成長は喜ばしいこと。親なら喜ばんとね」と、移住前によく行っていた市場のおばちゃんに言われた言葉を思い出すけど、正直寂しいような気持ちが生じるのは止められない。
長い夏休みは始まったばかりで給食も無いからご飯づくりが面倒でも、行く場所探しに頭を悩ませても、こうして過ごせる時間はきっと想像するよりも過ぎ去るのは早いのだろうから。
「大事にしたい」と改めて思った。
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干潮時に見える岩。
辛口レビュー多めのGoogleで賛否両論あった近くのホテルは、食事が美味しく、最上階の大浴場からは海が遠くまで見えて開放的だった。