平和ってなんだろう
#自論
夏になれば目にするもの、セミの鳴き声。花火。海やかき氷...
たくさんワクワクするものがある。
一方でテレビでは必ず戦争特集番組があったり記念式典が生中継であったり、
学校でも戦争学習があったりする時期でもある。
私の人生のモットーでもあるLOVE&Peaceマインドと
私の平和活動に対する考えと行動を遺そうかと。
平和と聞いても正直何が答えなのか分からない人が多いはず。
紛争を無くす、といっても無くしてどうなったら平和と言えるの?と。
平和とは「幸せだ」と思えることだと思う。
また、歴史に対してどうして?なぜ?と考えることでも平和活動に繋がると思っている。
【私の戦争学習の原点】
私は3歳の時に親から貰った世界遺産の図鑑をきっかけに海外に興味を持つようになった。図鑑で特に気になったページが広島の原爆ドームのページ。というのも、他の遺産のページには民族的で文化的な紹介がされていた一方で、原爆ドームは爆弾が投下されて黒い雨が降って町が破壊されるという過程がグラフィック写真で紹介されていた。
当時8歳の頃、もちろん難しい説明文は理解できないので写真からしか各遺産についての魅力を読み取ることができなかった。その時は全く原爆ドームがどんな建物で何を示しているのかを理解できなかったけれど、幼いからこその好奇心と言うか、華やかな洋式建築が載っているのに相反して薄暗い写真に逆に興味を持った。
ある日父親に「ここに行きたい!」と必死に伝えた。すると、何を思ったのか、その日の2,3日後に父親が朝に突然「ちょっと旅行しよか~!」というノリで車で連れて行ってくれたのは原爆ドームだった。あの道中のワクワク感は今でも覚えている😂あの本の世界に行けるの!!っていう気分で。
広島に着いて原爆ドームに行き、音声ガイドも借りて資料館の展示物を観た。もちろん8歳の私には難しいことはよく分からない。でも体が溶けてしまっている人形や図書室で借りて読んでいた「つるにのって」に出てきていた被爆者が座っていた階段の影などを見ていると、恐ろしい事実が読み取れた。ガイドの音声も怖くなって途中でイヤホンを耳から外し、泣いて外に逃げ出てしまった。あの時の光景も感情も本当に忘れられなくて。恐ろしい歴史があったこと、そしてアメリカという国があることなど学びとして知ることになった。資料館を出て、ある外国人が父親に「写真を撮ってくれますか?」と頼んでいて、外国人とは英語で会話をするということにも目の当たりにした。この日が私にとっては今に至るまでの国際平和に対する関心が強くなった日でもあり、海外に対して一層興味を持った日になった。
以降、絶えず戦争に関する本を読んだり夏休みにやっているドキュメンタリーなども欠かさず観て学んだ。
そして10歳の頃、韓国のアイドルに興味を持つようになった。それがきっかけで、韓国の歴史を調べるうちにも学校の教科書では学ばない「負の歴史」を知ることになり、日韓関係についても勉強するようになった。ずっとこういった本を読んでいると親には心配されたし、歴史ばっかり調べないで前向きなこと探しなよ!と怒られることもあった。でも、答えも無くて自問自答するだけの世界とは言え、学ぶべきことだと思ったし自国や海外の背景を知っておけばお互いの考え方も理解出来る🟰なぜ争い合わないといけなかったのかを理解できる、と思って一生懸命調べ続けた。そして高校生の時にすごく日韓関係が悪くてニュースでは韓国に行くと日本人は襲われるということを多く見た。その時にソウルへ旅行に行ったら、渡韓することを恐れていた自分を恥じるくらいに韓国人の優しさを肌身で感じて感動して滞在中毎晩涙するほどだった。だから、人の話やニュースを見て判断するのも良いけれど、やっぱり信じるべきは自分の経験や学び、目で見たものだと思って、大学の時には卒論で「ニュースを鵜呑みにせず、自分の目で知ることが大事だ。」という結論を以て、戦争学習に関することを書いた。長崎にある"岡まさはる資料館"にも足を運んで実際の資料を拝見した上で伝える努力をした。去年も韓国の釜山に行って、植民地時代の資料館にも行ったし旅行先では必ずその地の歴史資料館にも訪れるようにしている。
他にもアウシュヴィッツに関する本も沢山読んだし、ドキュメンタリーは特攻隊関係のものを沢山見た。こういう資料を目にすると上手く言葉にできないけれど人間らしさを感じる。困難を耐え抜く姿、いつか来るであろう終わりを願って・家族を想って過ごす姿。当時のことを問い続けると、一人一人答えは違うと思う。過去を学びつつこういうことがあったけれど、歴史に固執しすぎずに現在を生きる一人の人間としてお互いを理解していけるようになりたい。
みんながカラフルなマインドで互いを尊重し合える世界になることを願って。
【平和を考えること】
誰もが争いのない世界、平和であることを願っているけれど、そう簡単に叶うことでは無い。だからこそ、なぜ?どうして?と考えるだけでも平和につながると考えている。日本では政治的発言も厳しい環境だし、訴えるには無理がある状況でもある。だからこそ、小さなことにでも目を付けて学ぼうとする意欲も大事なのではないかと私は身をもって感じている。
私はこれからも日韓交流を続けていきたいし、海外の文化を学び続けていきたい。
そのためにはやっぱりその国・土地の歴史や日本との関係を知った上でこそ理解できると思うから、引き続き学び勤しんでいきたい。
この世界で笑顔の人で溢れて、上を見上げれば青空が広がっていますように!!!
明日も晴れますように。