バナナ食べて整腸剤飲んでぬいぐるみ抱いて寝る
キロンさんに本を紹介していただきました。
買って読んでみてとても良かったので紹介させていただきます。
『セロトニン復活ストレス解消法』という本です。
本の内容はキロンさんの記事に詳しく書かれていますので、私は感想だけ書かせていただきます。
著者のJegさん御自身が精神の不調で随分と苦しまれたようで、当事者でなければ書けない、大変簡潔で明快な文に巡り会えた本でした。
特に印象に残ったのが、
『瞑想の極意は、「無意識に脳内であれこれ考えちゃう思考回路(デフォルトモードネットワーク)」を「意図的」にストップすることにある』という文でした。
(デフォルトモードネットワークとは、脳の主に4つの部位を結ぶネットワークで、集中しないでボーとしているとき、活性化する働きがある。
未来をあれこれ心配したり、過去をくよくよ悩んだりするところ)
他の瞑想の本でもこのデフォルトモードネットワークという言葉が出てきていましたが、わかったようでわからない説明でしたが、この本では大変スッキリと説明されていてスーとわかりました。
瞑想ってこういうことなんだ〜
だから何かに集中したりすると瞑想と同じ感じになるんだ〜
思考がいっときお休みするんだ〜
だから瞑想は、脳を休める行為なんだーって、改めて腑に落ちました。
もう一つ印象に残ったのは、
「人間がストレスを感じるのは欲求が満たされない時」
「欲求が増えれば増えるほどストレスも増える」
この2つの文でした。
インターネットやSNSなどで、新しい生き方や、楽しい経験や便利なグッズを検索し、幸せになるはずが、追いかければ追いかけるほど、幸せになるどころか、かえって精神的に不幸せになっていることに気づくことがあるのは、こういうことなんだなと、とてもスーっと理解できました。
猫さんが、幸せそうなのは、そういうことなのかーって、
生きるっていうことが満たされてたら、後はあんまり欲しがらないほうが幸せなんだなぁって、
改めて思いました。
ところで、記事のタイトルが分かりづらいので、そこだけ簡単に説明します。
(詳しくはキロンさんの記事をお読みください)
この本は、ストレスを低減させるためのシンプルな方法について書かれていて、その根本がこの「バナナ食べて整腸剤飲んでぬいぐるみ抱いて寝る」です。
脳と腸はとても密接に結びついていて、精神状態を改善ためには、まず腸内環境を整えなくてはならないそうです。
その腸内環境を整えるための良い方法が整腸剤を飲み、その腸内細菌の餌になる物質をバランスよく含むバナナを食べることなのだそうです。
そうすることで、精神を平常心を保つためのセロトニンというホルモンの分泌が促されます。
更に、寝る前にぬいぐるみや抱き枕などに抱きつくと、ストレスを薄めてくれるオキシトシンというホルモンが分泌されやすくなり、更にその手触りに集中することで一時的に思考がストップし、ストレスでごちゃごちゃになった脳内が整理され、眠りやすくなるのだそうです。
方法がとてもシンプルなので、本を読んで納得すれば、続けられそうに思いました。
どなたかのしんどさにこの記事が少しでも役立てればと願っています。
キロンさん、よい本をご紹介いただき、また、記事を掲載させていただきありがとうございました。