社債購入の注意点は
ドル建て社債の利回りが良いですね。
米国債に更に上乗せになっていますので、魅力的で試したくなる方もいるかなと思います。
では、社債購入の注意点は何でしょうか。
一つは、格付けです。
moodysやS&Pなど格付け会社が、その債券の信用度をトリプルAなどと格付けをつけています。
これが低い債券はデフォルトリスクがあるため、ギャンブル要素が強くなります。
可能なら、A以上、最悪でもトリプルB以上が良いとは思います。
理由は、ダブルBからは、デフォルトリスクが高まることがデータででています。
また、分散投資をした方が良いです。
一つの会社に一括投資をしてしまうと、その会社がデフォルトした際にお金が返金されない可能性があります。
他には、長期運用は避けた方が無難です。
具体的には10年以上は避けた方が良いと言われています。
なぜならば、変化の激しい時代に、10年後にその会社がある保証はないからです。
また、金融機関社債を、事業会社社債よりも優先した方が良いと言われています。
これもデフォルトリスクを考えてです。
金融機関の場合、デフォルトしてしまうと、その国の経済に影響を及ぼす可能性があります。
従って、国がデフォルトから救済する可能性があるからです。
更に言うと、金融機関の中でもその国の1か2番の金融機関が良いです。
更に更に言うと、100年以上会社が続いている金融機関が良いです。
なぜならば、100年続いたということは、世界大恐慌なども乗り越えてきた実績があるからです。
つまり
格付けがシングルA以上で、その国を代表する、100年以上続く金融機関の社債で投資期間が10年以下で、分散投資をする
というのが、戦略的には、優れている可能性がありそうです。
更に言うと、上記の会社で、劣後債を発行していた際は、もしかすると、買いの可能性があります。
なぜならば、金融機関の劣後債は、自己資本として計上できるため、敢えて劣後債として発行している可能性があるためです。
日本で考えると
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、日本生命、第一生命、東京海上、三井住友海上、野村證券、三菱モルガン・スタンレー証券の10年未満の社債に分散投資をする
となれば、デフォルトなさそうですよね(笑)
こんなイメージでしょうか。
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