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禅と昼酒

最後の禅僧、と言われた三島・龍澤寺の山本玄峰老師のお弟子で後継者に中川宋淵老師という方がおられます。玄峰老師があまりに大物なので、その陰に隠れてあまり取り沙汰されることはありませんが、石原裕次郎に従う渡哲也のようなもので、いぶし銀の良さを感じさせる老師です。

あまり書物は残されていないのですが、ある本で、昼間から酒を飲んでいる話が出ていました。自分も今、アル中で苦しんでいますが、酔うほどには飲まない、という程度で飲んでいるのではないかと推察しています。

酔うほどに飲まなければ、アル中になることはありません。ただ問題なのは、酒は一杯目を飲むと、それが呼び水となってつい飲みすぎてしまうということなのです。

だから私はアルコール分3%の「ほろよい」なら昼間飲んでもいいというルールを作ろうとしています。食前酒レベルです。

加えて夜あまり飲みすぎないことも大事です。そんなことを言っていて今へべれけなのですが。

自分をよくよく懺悔してみれば、酒を飲む価値及び資格などない人間だということがわかるのですが、それが明日の昼間以降通用するかどうか…。

タバコは、アメリカンスピリッツのメンソール1mgを吸い続ければ絶対にやめられます。体がニコチンを欲しがる速度より、吸い込まれるニコチンの量が少ないからです。

今こうしてへべれけなのは、ニコ中と同じくアル中の人を救うための秘技を身をもって編み出せと諸仏に言われている気が致します。南無南無。

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