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禅の公案の答え(14)

氏神様

氏神様、ご先祖様をお祀りすることは、人生、仕事、家庭を円満に過ごすことにおいて、欠くべからざるものです。
宗教に興味が出てきたら、まず自分の住んでいる地域を守っている氏神様はどういう神様か、由来を読んでみましょう。そして菩提寺は何宗で本尊は何か、というのも押さえておくと良いと思います。
坐禅会や御朱印巡りも良いですが、禅語にある通り「看脚下」自分の足元から固めてゆくのが信仰の王道です。
新宗教を含むいろいろな宗教でこのようなことが言われておりますが、科学的な根拠も、依拠する経典もあるわけではありません。ただ「八百万の神々と仏」という神道、仏教の共生した宗教観には千数百年の歴史の重みがあるのです。敬神崇祖は理屈ではありません。
神道は神前で柏手を打つだけ、なんてあっけない宗教のように思われますが、家から出て神社に辿り着くまで、そして神社から帰るまでが瞑想の時間です。交通機関が発達したため、自分の足でお参りする、ということが意識されなくなってしまったのではないでしょうか。

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