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辞書の生き物 #11 ブラックスワン
ブラックスワン:黒鳥
誰も予測ができず、起きたときに政治や経済に大きな影響を与えるできごとを表す表現です。素晴らしい技術革新ではなく、予期されていなかった災害や金融危機など悪い事象が起こった時にも使われます。最近では、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、2020年のコロナウイルス感染症などがブラック・スワンにあたるでしょう。
白鳥は北国でよく見られる渡り鳥ですが、羽が黒い白鳥(黒鳥)はいないと信じられてきました。しかし1600年代にオーストラリアで黒鳥が発見され、ありえないことが起こったと大騒ぎになりました。
金融界で主に使われるようになったのは、2006年発行の金融関係者の著書、その名も「ブラックスワン」がきっかけで、そのあとリーマンショックが起こりさらに広がりました。
創造的破壊
技術革新で経済や社会に大きな影響を与えることもあります。創造的破壊という言葉は従来の技術・システムを根本からひっくり返す、革新的技術に使われます。産業革命での蒸気機関の発明が代表的ですが、パソコンやインターネットを始めとするデジタル技術の開発など、私たちの生活に欠かせないものが次々に現れてきました。
その一方でアナログ技術(レコード、ビデオ、フイルム写真、固定電話など)がすたれていきました。日進月歩の技術革新についていくのは大変です。