ガラパゴス #236 辞書の生き物
ガラパゴス諸島
赤道直下にあるエクアドル領の島々で、ダーウィンが進化論の着想を得たことで知られています。
スペイン語で「ゾウガメたちの島々」という意味だそうです。
ちなみにエクアドルは赤道直下にあり、スペイン語の赤道を意味する「Ecuador」から命名されています。赤道は英語では「Equator」ですね。
ガラパゴスでは独自の進化を遂げた生き物が見られます。代表的なものとして、イグアナやゾウガメ、鳥のフィンチやカツオドリなどがいます。
ゾウガメの中では、ピンタ島で見つかったピンタゾウガメの最後の一頭は「ロンサム・ジョージ」と呼ばれていましたが、彼の死と共に絶滅してしまいました。
進化の島「ガラパゴス」の名前は進化していないことの代名詞のように使われており、狭い地域でしか通用しない商品を揶揄して「ガラパゴス化している」などと言われることがあります。
日本でしか役に立たない細かい機能がついた携帯電話などが例になるでしょうか。
「最も強いもの、あるいは最も賢いものが生き残るのではない。環境の変化に最も適応したものが生き残るのだ」という名言は、ダーウィンの言葉とされていますが、実は彼が言ったものではありません。
小泉元首相やコマーシャル、企業向けセミナーなどで引用されており、「変化し続けよ!」と呼びかけるフレーズになっていますが、実際にはいろいろなチャレンジをして失敗も数多くすることが必要で、その中から1つでも成功するものを見出すことが生き残る秘訣のようです。