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馬酔木:あせび #251 辞書の生き物
馬酔木
春に白い小さな花をつける「あせび」ですが、「馬が酔う木」という字があてられています。
アセビはツツジ科の木ですが、ツツジ科の木には「アセボトキシン」という有毒成分が含まれており、アセビではその効果が出やすいようです。
馬に限らず、山羊などもアセビの葉を食べて体がしびれ、酔っぱらったように足がふらつきます。その様子から酔っぱらったようだということで「馬酔木」と名付けられました。
「馬酔木」の読み方は「あせび」ですが、俳句の世界では「あしび」と読まれます。
水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)の俳句雑誌「馬酔木」は「あしび」と読みます。彼の句、「来し方や馬酔木(あしび)咲く野の日のひかり」が有名です。
ちなみに「馬酔木」の英語名は「Japanese Andromeda:アンドロメダ」で、ギリシャ神話に由来し、花言葉も「アンドロメダ王女」の行動から「献身・犠牲」となったようです。