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『巣ごもり消費マーケティング 〜「家から出ない人」に買ってもらう100の販促ワザ』 〜でも、やるんだよ。〜

『巣ごもり消費マーケティング 〜「家から出ない人」に買ってもらう100の販促ワザ』を読了。

この半年あまり、商売をしている人は本当にいろんな事を考えたと思う。
誰も結末を知らなくて、誰も予想ができない、まるでディザスタームービーみたいな毎日を過ごしている私たちは、それでもみんなが知恵を絞りながらそれぞれの商売を続けてきた。

本書は、私が欠かさず開封して読んでいるメルマガ「竹内謙礼のボカンと売れるネット通信講座」を執筆している竹内謙礼氏の最新刊だ。
メルマガでも2月上旬あたりから、今回の事態について言及をはじめていて、内容もすごくよかっった。本書ではそれがグッとまとめられていて、さらに詳しく掘り下げられている。

震災が起こっても、金融危機が起こっても、台風がきても、豪雨がきても、それでも私たちは商売を続けてきた。
ただ、今回は今までとはちょっと訳が違う。
だからみんな悩んだ。今だって悩んでいる。はっきり言って、もう勘弁してほしい。
だけれど、本書を読むと、こう言われている気がする。

でも、やるんだよ。と。

まず、「短期」「中期」「長期」に分けて、それぞれの戦略を立てる。
ネットを活用するのはもちろんだ。まだネットやってないっていう人も、これを機に頑張る。
それでも、業種や商品によっては売りにくいものもある。でも、それでもできることはないか、今までとは違ったアプローチを考える。で、今にあった販促物を作る。

こうやって文字にするだけでも、やっぱりスッキリするし、紹介されている数々の事例やアイデアを読むと、なんだか元気が出てくる。私たちは、まだまだやれるって。

個人的には最後の「お詫び文」の例が、すごくいいなと思った。

本当に今は自分の価値観なんてあてにならなくて、自分がいいと思ってしたことだって、ある人にとってはとんでもないことだったりする。
そうすると、どうしても行動力が鈍る。やらないほうがいいのかなって。
でも、このお詫びの例文を読むと、本当に勇気づけられる。
100点がわからなくても、自分が十分考えに考えて考えた事ならば、やってみればいいじゃない。それで怒られたら、精一杯誠心誠意謝ればいいじゃない。だから、やってみようって。

どんな状況だって生きている限り明日はくるし、その明日を少しでも明るくするために、ただひたすらに商売を続けていくしかない私たちに、一筋の光を与えてくれるような、もう、とにかく、本当に、素晴らしい一冊。


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