『Joy at Work』　〜頭の中も片づけよう〜

『Joy at Work』を読了。

とにかく、片づけが苦手だ。
片づけても片づけても、いつの間にか私のまわりにはモノがあふれかえってしまう。

数年前、こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』を読んでクローゼットの片づけをした。その時は本当にスッキリした。しかしそれから数年。以前に比べればマシだが、クローゼットには結局モノがあふれかえっている。

そう、私は片づけられない人間なのだ。

継続すること。体重を管理すること。
どちらも出来ない人間だった。

でも、継続することは３０歳を過ぎてから、体重を管理することは４０歳を過ぎてから出来るようになった。
ならば、片づけだって出来るようになるはずだ。
本書を読んで、私は真正面から片づけと向き合うことにした。
ということで、まず机の上を片づけてみた。

と、ここまでがだいたい１ヶ月くらい前のお話。
いつもであれば、このくらいで机の上は元通りになっているはずだ。しかし、今この瞬間も、私は片づいた机の上にあるパソコンでこの文章を打っている。

そう、以前の私とはちょっと違う、今の私には継続する力が加わっているからだ。

さらにそれは、私の継続力だけによるものでもない。
実は机の上を片づけただけなのに、仕事がとにかく捗るようになったのだ。机の右側に置きっ放しの書類がなくなるだけで、ペン立ての中の余分なものを取り除くだけで、明らかに仕事も片づいていく。なんだこれ、スゴっ。

不要なものを取り除くことで、何かを抱えている不安がなくなる。そうすると、やるべき事が明確になるし、集中して取り組める。
さらに、あれもこれもやらなくちゃって、いつも頭の片隅を占領していた部分がスッキリと空きスペースになったことで得られた精神的開放感。これが、まったくもってたまらない。

どうやら、私ができないと思っていることは、どんなものでも「やり方が分かっていない」というのが最大の原因であるようだ。ならば、とことん勉強してやろうではないか「片づけ」を。
とうことで、整理収納アドバイザーの通信講座を申し込んでみた。テキストが届いて２週間あまり、今、毎日が楽しい。わかることが楽しい。そして部屋が片づくのも楽しい。

５０歳までに、片づけられる人間になる。
新年を前に新たにできた目標に、私は今俄然やる気になっている。

そんな、片づけ心に火を付けられまくる、大掃除前に読んで気分を盛り上げるためには、サイコーな一冊。