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岩松勇人プロデュース@ビジネス本研究所:本気でFIREをめざす人のための資産形成入門② 穂高唯希
【本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 】はこんなあなたのための書籍です。
●セミリタイヤに憧れる人
●サラリーマンとしての働き方に疑問を感じる人
●株式投資に興味がある人
●経済的自由を達成したい人
●不労所得で自由にいきていきたい人
【本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 の目次】
Chapter1 早期セミリタイアをめざし投資手法を確立するまで
Chapter2 支出を最適化し、 高配当・連続増配株投資を始めよう
Chapter3 お金自動発生マシンを組み立てよう
Chapter4 お金自動発生マシンを強化する
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今回は、
「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」
という本を解説します。
この本は、
人気ブログ「三菱サラリーマンが株式投資で
セミリタイア目指してみた」の
著者である穂高唯希(ほたか ゆいき)さんが
初めて出版された本です。
セミリタイヤを目指したい!
というあなたのために要点ごとに
動画を作成して、全4部作でいち早く
本の内容をお届けします!
穂高さんは「30歳でアーリーリタイアする」
ことを決意し、「支出の最適化」と
「収入の約8割を投資に回す」という
マイルールを徹底しました。
結果、配当金収入は月平均20万円超え、
金融資産は7,000万円に到達、
そしてとうとう宣言通り、本当に30歳で
セミリタイアという偉業を成し遂げました。
今やブログ訪問者は1日に1万人以上、
テレビや雑誌、新聞にも取り上げられています。
この本の結論は、
という内容です。
「FIRE(ファイヤー)」とは、
「Financial Independence and Retire Early」
の略で、「経済的自由かつ早期リタイア」
を意味します。
欧米の若者たちを中心に流行していて、
最近では日本でも取り上げられています。
サラリーマンとして定年まで勤め上げて、
年金をもらって生活をし、生涯を終える。
という従来の一般的だった生涯モデルは、
過渡期に差し掛かり、今後は通用しなくなります。
そんな中、経済的に自立した上で、
自分の人生は自分で切り開くという
生き方をサラリーマンでも努力次第でできる
ということを示したかったと
穂高さんの熱い気持ちが詰まった良書です。
本書の重要なポイントを4つにまとめました。
この4つのポイントでそれぞれ動画を
制作しますが、今回は1つ目のポイント
早期セミリタイヤを達成した投資手法
を見てみましょう。
② 支出を最適化し、高配当株投資をする
このポイントでは、具体的に穂高さんが
取り組んでいた投資手法である
「高配当株をひたすら買い続ける」
というスタイルについて解説します。
高配当株とは、配当利回りが高い株式のこと。
配当利回りとは、
1株あたりの配当金を1株あたりの
株価で割った値です。
多くの企業は、投資家(株主)からの
出資や金融機関からの借り入れをもとに
事業を運営し、利益を生み出します。
株主は投資先の企業が倒産すれば、
株式が無価値になってしまうという
リスクを負って投資をしています。
株式の無価値化や株価が暴落する
リスクを負う反面、企業が得た
利益などから配当という形で株主に
一部還元されるという仕組みです。
この配当を多く出す企業の株式が、
高配当株です。
では、この配当金という存在は、
株主にとって何がいいのか見てみましょう。
メリット1:手間がかからない
配当を出す株式を一度保有してしまえば、
その企業が企業活動を続け、
利益を生み出す限り還元されます。
自動的に証券口座へ税金が引かれて
入金されます。
ただし気をつけておきたいのは、
配当金というのは打ち出の小槌ではなく、
あくまで企業の株主資本部分から
株主へと資本が移転する動きだということ。
つまり湧き水のように配当金が
湧き出てくるわけではないということです。
日本株なら半年ごとに振り込まれます。
銘柄を組み合わせることで、
毎月配当金という不労所得、
キャッシュフローを得ることも可能。
人生における「時間」という
リソースを多大に割かなくても
キャッシュフローを得られるのは、
大きな魅力です。
メリット2:再現性が高い
デイトレードなどの短期取引では、
株式の値上がり益を狙う方法なので、
購入タイミングや売却タイミングなど
個人の力量に決定的に左右されます。
一方で、定期的に株式を購入し続ければ、
配当金は積み上がっていきます。
再現性が高い方法です。
多数の銘柄で配当金が減配される
ことはありますが、分散投資を
することでリスクをある一定まで
減らすことができます。
メリット3:不労所得の可視化ができる
配当金という不労所得が可視化
されることで、
「生活費の何%が配当金で賄えているか」
という、経済的自由の達成度を
客観的に数値で把握できます。
月の配当収入が10万円で、
生活費が20万円なら、
経済的自由の達成具合は50%です。
配当金という不労所得が
月々の生活費を上回れば、
経済的自由の達成です。
メリット4:出口戦略を考える必要がない
配当金は、確定利益、実現利益です。
配当金を吐き出す形でその都度
現金化されてキャッシュフローが
生まれるので、ある種の利益確定です。
「いつ売却して現金化するのか」
という出口戦略を考える必要性が
基本的にありません。
たとえ短期的に株価が下がっても、
目先の株価の上下に着目して
売却タイミングを計る必要性が
無くなります。
これは心穏やかに長期投資を
していく上で重要な点です。
メリット5:モチベーションを維持できる
人間がモチベーションを維持したり、
精神面での充実や心地よさを感じるのに
大切なことは、時間の経過とともに
成長を実感すること。
日々成長を感じるには、数値で
客観的に変化を把握することが
適しています。
株式を購入するたびに
積み上げることができる配当金は、
時とともに成長を感じやすいです。
配当金という数値で成長を可視化し、
その額をさらに積み上げる
ことができます。
メリット6:長期投資が可能
株式投資は、FXなどのゼロサムゲーム
と異なり、プラスサムゲームです。
ゼロサムゲームとは、
プレーヤー全員の損益合計がゼロ
という状態のことを指します。
つまり、誰かが得した分、
誰かが損していることになります。
対してプラスサムゲームとは、
プレーヤー全員の利益合計が、
投資額に対してプラスになる
ことを指します。
つまりみんながハッピーになりやすいんです。
株式投資の期間が長いほど、
運用で得た収益を再投資することで、
複利効果が高まることに加えて、
元本割れリスクが下がります。
配当金の存在によって
モチベーションの維持につながり、
長期投資を心地よく継続できます。
メリット7:人生の選択肢が増える
経済的に他者に依存すると、
他者に左右されて、他者の顔色を
うかがう必要が出てきます。
つまり、主体的に人生を描く
ハードルが上がります。
しかし生活費を上回る配当金があれば、
会社に経済的に依存しておらず、
いつでも別の生き方ができます。
サラリーマンを続けるにしても、
経済的に依存していないということが、
心のゆとりをもたらして、
精神面で多大なメリットを
感じることもできます。
メリット8:キャッシュフローが読みやすい
配当金という定期的な不労所得は、
セミリタイヤという生活スタイルに
極めて適しています。
リーマンショックやITバブル崩壊
といった金融危機に直面しても
減配しなかった連続増配企業が
アメリカには数多く存在します。
それらの連続増配株からの配当金は、
今後も継続して得られる可能性が
比較的高いキャッシュフロー
として見込めます。
サラリーマンとしての給与収入が
絶たれてしまっても、配当金という
形で「計算できる収入」が
存在することは、生活設計をする
際にも多大なメリットになります。
メリット9:株価下落時のクッションになる
高配当株は、株価が比較的
下落しにくい傾向があります。
実際に2017年、2018年の
下落局面では、インフラ系企業
グループの高配当株がその特徴を
発揮しました。
ただし、あくまでこの特徴が
当てはまる局面や銘柄もあれば、
当てはまらない局面、銘柄もあるため、
単に配当利回りが高いという理由で
投資をしてはいけません。
以上、配当金のメリットを9つあげました。
これらのメリットは、現在に至るまで
穂高さんが株式投資に挑戦してきて
強く実感していることです。
デメリットも見てみましょう。
投資家にとって嫌なことは、
保有株式の下落によって、
「含み損」という時価が取得価格を
下回った局面ではないでしょうか。
市場には、上昇と下落という波が
幾度となく押し寄せるので、
長期投資をしていく上で、
自身が保有する株式が一定期間含み損
になることを避けるのは困難です。
人間は含み損を抱えると、
「もっと株価が下落して
大損してしまうのでは・・・」
という恐怖に駆られる心理があります。
含み損が拡大すると、
「このままじゃ大損するかもしれない。
今損失を確定させた方がマシ
かもしれない・・・」
と考えてしまいがちです。
株式投資を行う上で最も避けたい行動は、
安値で狼狽(ろうばい)売り
をしてしまうこと。
これは値動きに一喜一憂して、
高値で購入して、安値で売ってしまう
という最悪な行動のこと。
これは人間がよくやってしまいがちです。
株価が上昇しているときは、
「これだけ上がってきたんだから
もっと上がるかもしれない」
と思いやすく高値で購入する
パターンがあります。
株価が下落しているときは、
「こんなに下がるなんて・・・
どんどん資産が減っていく・・・
このまま保有していると
資産がなくなってしまうかも。」
と考えやすく安値で売却に至る
パターンがあります。
株価に一喜一憂していると、
感情に振り回されて、
投資家として好ましくない
投資行動につながる危険性が
高まります。
いかがでしたでしょうか?
穂高さんは、FXでの経験上、
市場に臨む際に貪欲な心理状態で
いると負けやすくなると感じたそうです。
市場の動きは読めないからこそ、
おごらず、油断せず、謙虚に
市場に向き合うことが大切です。
投資家であれば、
30%〜60%程度の暴落は
いつどんな時でも起こるという
覚悟を持って臨みましょう。
次回の動画では、ポイントの3つ目
「お金自動発生マシンを組み立てよう」
をお届けします。
ご視聴よろしくお願いします!