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賢い人と一緒に仕事をしなさい 〜深沢真太郎の「稼ぐ力がつく!数学的思考の授業」〜


深沢真太郎の「稼ぐ力がつく!数学的思考の授業」       
Vol.51   2020.11.10.号

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ビジネス数学教育家、深沢真太郎です。

この配信型授業はあなたの数学的思考力を飛躍的に高めるヒントをお伝えするものです。
多くの大手企業やプロスポーツ団体などに採用されている研修プログラムがベース。
実践し続けることでビジネスで使える数学的思考が身につきます。

数字と論理で考える力は説得力あるロジック作りに役立ちます。
それはつまりビジネスコミュニケーションの質が劇的に高まる。
それは突き詰めていけば、あなたの「稼ぐ力」を高める。
これがこの授業のコンセプトです。

ではさっそく始めましょう!


【メイントピック】賢い人と一緒に仕事をしなさい

本日も学びのためにお時間をとっていただき、ありがとうございます。

今回は「賢い人と一緒に仕事をしなさい」というテーマ。
さっそくですが、これを語るためにほんの少しだけゲーム理論の話をしなければなりません。

ゲーム理論の「ゲーム」はみなさんがスマホなどでやっているゲームのことを指しません。
数学の新しい分野として有名であり、ファンも多いテーマです。
もししっかり学びたい方は学術書で学んでください。
この授業ではそのエッセンスをほんの少しご紹介するに留めます。

以下を条件とします。

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A社とB社が同じマーケットで競っている
既存のマーケットは60であり、A40、B20の比率
A社はこの既存事業をやめて新規事業に乗り出そうとしている
新規事業のマーケットは150と大きいものである
しかしB社も同じように既存事業をやめて新規事業に乗り出そうとしている可能性がある
新規のマーケットは150であり、もし両者とも始めればA100、B50の比率

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つまり、整理するとこのようになります。

A社が新規事業・B社が新規事業 → (100、50)
A社が新規事業・B社が既存事業 → (150、60)
A社が既存事業・B社が新規事業 → (60、150)
A社が既存事業・B社が既存事業 → (40、20)

さて、どの選択をすることがA社とB社にとって最適か。

この「ゲーム」のポイントは、相手の選択によって最適解が変わることです。
だからややこしい。
でも、私たち人間がいる現実世界ではこのような場面がたくさんありますよね。

ご興味ある方は考えてみて欲しいですが、いったん結論を急ぎます。
このゲームの最適解は以下のとおりです。

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A社は新規事業を選択し、B社は既存事業を選択する。
(A社、B社)=(150、60)

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ではここからが本題。
このゲーム理論のエッセンスは私たちに何を教えてくれているか。

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