【徹底解説】路線予約とは?
こんにちは、バスキャッチライトです。
送迎バスはスタイルは様々なスタイルがありますが、大きく分けて以下の4つに分類されます。
定時定路線
路線予約
指定された地点への送迎(ポイント送迎)
自宅送迎
本日の記事は、「路線予約」について詳しく解説していきます。
<目次>
路線予約とは?
路線予約のメリット
路線予約のデメリット
まとめ
1.路線予約とは?
定時路線のバス停留所(バス停)を予約制にして、予約があったポイントだけお迎えに行くスタイルです。
定時路線についてはこちらに記載ありますのでご興味がある方はどうぞ
2.路線予約のメリット
<メリット1>空車がなくなる(経費削減効果)
予約があったバス停だけお迎えに行くため、空バス(空車)がなくなります。
定時定路線の記事でもご紹介したのですが、1便あたり1,700円近くの損失が発生します。
(1ヶ月で想定換算すると損失合計額が44万円)
<メリット2>定員オーバーが発生しない
定時路線で運行している場合、定員オーバーになって乗車できないケースがあります。
しかし、予約制を取り入れることで定員に見合う車両を予め走行できるため定員オーバーがありません。
お客様にとって、乗りたいバスに乗れないのは大変ストレスですよね。
このような苦情も軽減できるでしょう。
<メリット3>乗車が多いバス停(エリア)が把握しやすい
予約制にすること予約があった地点の集計を行いやすくなります。
<メリット4>予約するときにバス到着時間が分かる
到着時間が約束されているとそれまでの予定が立てやすいので便利ですよね。
送迎スタイルの中で自宅送迎、指定された送迎地点(ポイント送迎)がどのような運用されているか「ピン」と来てない方には、「?」となると思います。
自宅送迎、指定された送迎地点(ポイント送迎)は、一言でいうとタクシー送迎になります。
タクシーはお迎えに行ける車両の現在位置から時間計算して、お迎えの時間をお伝えします。
つまり、お迎え時間(バス到着時間)は車両のお迎え開始の出発時間が分からないと分からないということです。
詳しくは、次回以降で自宅送迎、指定された送迎地点(ポイント送迎)について書きますのでお楽しみに頂ければと思います。
3.路線予約のデメリット
<デメリット1>予約しないと送迎バスが来ない
予約してない状態で、バス停で待っていてもバスは来ません。
送迎バスが予約制の運用であることをご利用者へご理解頂く必要があります。
<デメリット2>バス停ごとに定刻が決まっているため、予約状況によっては、送迎時間に無駄が発生してしまうことがある。
これも良くわからないですよね。。。
できるだけ分かりやすく説明致します。
例えば、以下のような時刻表と地図があったとします。
A地点からG地点まで直線で行けば15分で送迎できるとします。
しかし、時刻表で送迎地点ごとに時刻をもっているため、お迎えする時間が固定してしまいます。
A地点とG地点のみ予約があった場合、A地点お迎えに行って、G地点のお迎えまで、直線だと15分で短縮してお迎えに行けるのに対して、約1時間以上かけてG地点にお迎えにいくことになります。
送迎距離にも影響が出ますし、A地点で乗車した人は、送迎バスの中にずっと乗車し続けなければいけません。
A地点のお客様にとっては、不満に感じますし、バスを利用しないほうがいいと感じてしまう方もいると思います。
このように、バス乗車率の減少や施設様のサービス低下に繋がってしまいます。
4.まとめ
今回の内容は大変難しい内容でしたね。
・路線予約制にするとガソリン代などの経費削減効果につながる。
その他、予約制にすることによるメリットが大きい
・デメリットとして、予約しないとバスに乗れない。予約状況によっては、効率のよいバス送迎にならない。
路線予約のデメリットを解消する方法として、自宅送迎、指定された送迎地点(ポイント送迎)を取り入れるとよりお客様に喜ばれる送迎サービスになります。
次回以降は、指定された送迎地点(ポイント送迎)について書いていきます。
お楽しみに!
消化できない内容もあったと思いますので、気になった方はお気兼ねなくコメントくださいませ。
今後の記事の参考にさせて頂きます。
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