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スモールビジネスは信用の積み重ねが大事で、信用を積み重ねるために期待値調整、ギブすることが大事

ビジネスにおいては信用を積み重ねることはとても大事で、その信用を積み重ねるためには期待値調整や期待値越え、相手にギブすることが大切です。

特に大きな予算のないスモールビジネスにおいてはいかに人の協力を得て事業にレバレッジをかけられるかが重要で、信用の積み重ねは最重要トピックとも言えます。

今回はそんなテーマについてお話します。

信用が積み重なるとどんないいことがあるのか

信用が積み重なると、仕事やコラボレートを依頼しやすくなったり、人を紹介してもらえるようになったり、感想や意見をもらいやすくなるなど、ビジネス上のメリットが多数得られます。

スモビジのわかりやすい例では、

・仕事の発注、受注
・YouTubeなどのコラボ
・Xでいいね、リツイートされる
・自社サービスを紹介してもらえる
・ユーザーインタビューに協力してもらえる
・サービスの感想や改善点をDMで教えてもらえる

などです。

こういった取り組みができることで、スモビジの成功角度が上がったり、同じ成功角度でも成功の時期が早まったり、成功するためのコストを安く済ませることが可能です。

なのでスモビジに限らずビジネス、人生全般においてではあるのですが、信用を積み重ねるということはとても大事です。

信用を積み重ねない人は意外といる

なんで上記のようなわかりきったことをあらためて解説しているかというと、信用を積み重ねない人が意外といるからです。

「こういうことをやってしまったら信用を損ねるのに」

「難しいことではないのにこんな簡単なところで信用を損ねたらもったいない」

というケースによく遭遇します。

なのでわかりきったことではあるのですがあえて今回は当該テーマにて解説しています。

(こんなことを書いておきながら私とのコミュニケーションで過去に私が信用を損ねたことがもしございましたら誠に申し訳ございません。)

どのような場合に信用を損ねるか

大きいことは意識するけど小さいことは意識しないから疎かにしがちなのか、理由はわかりかねますが、私の印象では、小さなことで信用を損ねる方が多いです。

例えば、下記のようなことです。

・良くない形で納期に遅れる(例:毎回、納期の直前や納期後に連絡、など)
・やるといったことを無断でやらない
・コミュニケーションコストがかかる(返信、対応が異様に遅い、対応が雑 など)

こんな小さなことかと思う人もいるかもしれませんが、人によってはこういった行為ひとつで信用を損ねます。

気にしすぎるくらい気にした方がいいです。

個人的には、幻冬社の創業者・社長の見城さんの「小さなことにくよくよしろよ」という言葉が好きです。

参考:回答は満額で https://ameblo.jp/shibuya/entry-10931289382.html

信用を積み重ねるためには期待値調整、期待値越えが大切

信用を損ねないために約束を必ず守るというのは当然の前提で、そのうえで期待値調整する、期待値超えをするということが大切です。

「納期には間に合ったが品質が期待していた基準を下回った」

「契約どおりのアウトプットではあるが目指すゴールからずれていて、目的は達成されなかった」

などとなると、約束が果たされても信用を損ねてしまう場合があります。

約束は当然果たす、そのうえで適切に期待値を調整する、期待値を超えるということが大切です。

具体的にはどのように期待値調整すればいいのか

大事なのは「期待値超え」、超えられなくても「少なくとも期待値に合わせにいく姿勢」であって、「高い品質でアウトプットすること」ではありません。

二つは似て非なるものです。

例えば、100点の品質が期待されている中で80点の成果物を納品すれば当然期待値を下回ります。

しかし同じ80点の成果物でも、「早さを優先する代わりに今回の納品物の品質は70点とさせてください」と事前に合意、期待値調整されていれば、80点のアウトプットでも相手の期待値を超えたことになります。

そのほか、事前合意なしにメールの返信に7日間要すれば「この人は返信が遅くてやりづらいな」となりますが、「今とあるプロジェクトの対応に追われていて、返信に10日ほどかかりそうです」と期待値調整されていれば、7日間後の返信でも期待値を超えます。

繰り返しになりますが、大切なのは「期待値超え」、超えられなくても「少なくとも期待値に合わせにいく姿勢」であって、必ずしも「絶対値的に高い品質でアウトプットすること」ではないということです。

うまく期待値調整するコツ

うまく期待値調整するコツの一つ目は、正直になることです。

「いまユーザー数が少ないので100人程度にしかアプローチできないと思います」

「〇〇は得意じゃないので〇〇程度の品質になる可能性があります」

「今立て込んでいるので提案書の提出は3営業日後になってしまいます」

など、ネガティブなことも正直に最初に言ってしまうことが大切です。

相手が望むものを単刀直入に聞き、ギブする

また、期待値調整、期待値を超える以外に、相手にギブするというのも信用を築く上では大切です。

方法は簡単で、相手が望むものを単刀直入に聞き、自分が協力できる範囲でギブすることです。

具体的には

「私は今回の取り組みで〇〇さんのユーザーさんに認知されればそれでよいです。〇〇さんは今回の取り組みでどうなると嬉しいですか」

「今回のお礼になにか〇〇さんのプロジェクトもお手伝いしたいのですが、弊社で〇〇さんのプロジェクトに対してなにかできることはありますか」

などです。

相手によって自社に望むことは異なるので、単刀直入に聞くということはとても大切です。

「Aさんからは自社に認知獲得を求められていたが、Bさんからはマーケティングに関するノウハウの提供を求めらていた」

など期待されることはそれぞれです。

また、「弊社で〇〇さんのプロジェクトに対してなにかできることはありますか」というのは、意外と言う人が少なく、相手からすると気にかけてもらっただけで嬉しかったり、「そういった配慮ができる人だ」という印象をもってもらうことができます。

(実際、私が言ってもらえた時はかなり嬉しかった)

目安ですが、一つテイクしてもらったら、三つのギブで返すというのが理想です。

参考:GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 https://amzn.asia/d/0feBJyxi

ぜひ積極的に活用してみてください。

まとめ

今回は、【スモールビジネスは信用の積み重ねが大事で、信用を積み重ねるために期待値調整、ギブすることが大事】という話でした。

反響があればまた類似テーマで発信します。

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