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今日はひとまず、私の持ちネタを披露させてほしい。


この持ちネタは、1年ちょっと前から、初対面の人や知人にはもちろんのこと、「最近どう?」みたいな世間話をする機会に幾度となく披露してきた。

男友だちのクロは、これを【シェアハウス漫談】と呼ぶ。
お笑い好きの私は、その呼び名とクロのセンスをとても気に入っている。

🪟

私は、1年ほど友だちとシェアハウスをしている。
人数は、私を入れて3人。

これが大成功のキーワードとなる「3」か。
と、つい最近まではそう思っていたけど、どうやら違いそうという話は、いつかの日記にも書いた。

前の日記に引き続き、今日も「3」を気にして生きている。

シェアハウス漫談については、ここからが大抵1番盛り上がるクダリなのだけど、

実は、女友だちのアオと、男友だちのクロと
男女3人で暮らしている。

(どっかーん)

2人は高校の同級生で、仲良くなって10年になる。
訳あって一緒に暮らすことにしたけど、前の日記にも書いた通り、もうすぐこのシェアハウスは解散となってしまう。

何度も言うけど、私は、この3人が「3」なんだ!と、本気で思っていた。

理由はたくさんあって、今日書き切ることは絶対に厳しい。
まだこれが「3」の意味の可能性は十分にあるので、ゆっくり、できれば全部、記録していこうと思う。

3️⃣

3人で過ごしていると、不思議なこともたくさん起こるし、どこにいても、3人だけの空間に閉じ込められたような、そんな気持ちになれる。
一緒に暮らす前から、この3人でなら家族になれるかもしれないと、そう思えるような安心感と楽しさがあった。

高校の時はグループで遊ぶことが多くて、3人で遊ぶようになったのは大学生になってからだったと思う。

イオンに行きたかっただけなのに、絶対入ってはいけない領域に誤って侵入してしまったり、遊んだ帰りは駅の改札前で帰りたくない♡って口を尖らして30分は粘るのが恒例になったり、シラフで呑みゲーやって大爆笑したり、おんなじ曲を何千回も再生してノイローゼになりながらノリで2泊3日のお泊まり会をしたり・・・

3人が集まれば、いつでも青春を取り戻せるし、
3人でいる空間に生まれる突然のコントな世界が、私は大好きだ。

🏠

そんな楽しくてエモい青春の日々を共に過ごしてきた私たち。
何度か3人で思い返す、「事件」がある。

その名も「大号泣事件」

私たちの思い出には、大体名前がついている。
誰が最初につけたのか、いつからそう呼んでいるのかは、全く記憶にない。
何度も思い出すうちに、自然とみんなその名前で呼ぶようになり、気がついた頃には、何にも変えられないネーミングがついているってことが多い。

1番最初に起きた「大号泣事件」のことを記録しておこうと思う。

今となっては大爆笑もんでも、当時の私たち、いや、主にアオにとっては、相当な衝撃だったと思う。

🎞️

あれは、私が会社で部署移動になって何ヶ月が経った頃だったと思う。
残業するのが当たり前になり、寝る時間以外は、仕事をしていた。
会社の人間関係もうまくいかず、同僚のクセや言い方、態度、色々なことを許せなくなってきて、うまくいかない人生に悩んでいた。

日常の音が騒音に思えてうるさくてイヤホンも捨てた。
ニオイも味もわからなくなっていた。

そんな限界な私の話を、黙って聞いてくれるのは、アオとクロしかいなかった。
帰って愚痴を言うのは好きじゃないけど、これができなくなったら何かが終わる。そんな気がしていた。

そんな毎日を過ごしながらも、息抜きであるシェアハウスの賃貸物件探しは進行していた。

ある日、3人で住む家の候補が決まった。
3人で休みを合わせるのはなかなかに厳しいので、私とアオの2人で、内見に行った。
エントランスが魚くさいってとこ以外はまあまあ住みやすそうな物件だった。

内見の帰り、ショッピングモールの屋上で、アオと2人で腰掛け、クロに電話した。

これが大号泣事件の始まりになるとは、その時はまだ誰も知らなかった。

今日はここまで。


アオ:女友だち
クロ:男友だち

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