開封済みだけど未使用の大人用紙おむつが残ったら･･･
大人用紙おむつはけっこう高いので、未使用で捨てるのはもったいないです。開封して何枚か使ったけれど未使用の余りがあったら、何かに活用できないかと考える人も多いでしょう。いろいろ調べた結果、とてもよい使い道があったので、今回はそのことについて書きます。
開封済みの未使用も活用の場があった！
うちの場合は、最後の方で少しの間だけ必要だったので、半分ぐらい残ってしまいました。
調べてみると、社会福祉協議会を通して特別養護老人ホームなどへ寄付する方法がありましたが、私が住んでいる地域は「未開封・新品」のみでした。自治体によっては、社会福祉協議会で「たすけあいオムツ事業」などを行っていて、紙おむつ（介護用）の寄付を受け付けて必要とする住民に配布しているところもあります。その中で開封済みでも受け付けているところがありましたが、近くではありませんでした。
もう1つ、海外で必要な人がいるから集めて送っているという団体がありましたが、もっと身近なところで活用できないかとさらに調べてみました。
いろいろ調べているうちに、看護学校の実習という道が見えてきました。高齢者が実際に使うとなると衛生面などを考えて開封済みは受け付けてもらえないのだと思いますが、実習なら開封済みでも問題ないはずです。
一番近い看護学校を探してみたら、今まで知らなかったのですが、けっこう近いエリアにありました。HPからメールで問い合わせをしたところ、やはり実習で使うのでありがたいとのこと。快く引き取っていただけることになり、先日お届けしました。問い合わせをした時点で先生方がたいへん喜んでくださったとのことで、「こちらから引き取りに行きます」と言っていただけたほどでした。それほど多くなかったので自分で持って行きましたが、開封済みでも喜んで使っていただけるところが見つかってよかったです。
もし同じように余った紙おむつがもったいないと思っている方がいましたら、ぜひ看護学校に問い合わせしてみてください！
大人用紙おむつの常識？
以下、紙おむつに関する私の失敗談も書いておきます。
最初に紙おむつを買ったとき、商品のしくみがよくわかっていませんでした。パンツタイプとテープ式があることは知っていましたが、それ以外に「パッド」と書かれた商品が存在します。
介護用とは別に、下着に直接付けて使用する軽い尿漏れパッドがあり、それは多くて250ccとか300ccぐらいの吸収力です。そのイメージがあったので、「夜1枚安心パッド」と書かれている商品が、軽い尿漏れパッドの強力版として同じように使えるものだと思って買ってみたら、テープが付いていませんでした。テープが付いてないので、単独では使えませんね（汗）。
私のように、パッドが単独で使えると思ってテープ式を一緒に買わなかった人はあまりいないのでしょうか。
例えば、このようなパッケージです。
パッケージの表面だけでは、単独で使えないことがわかりませんでした。
ネットで購入したので細かいところまで確認しなかったのですが、パッケージ裏には、あて方が書かれていて「テープ式の上に重ねます」とさらりと書かれています。あまりにさらりと書いてあるので、セットで入っているようにも見えます。この「テープ式」というのが「おむつ本体」だということも、最初は知りませんでした。「おむつ本体」を何度も取り替えるのは介護する側もされる側も負担になるので、内側のパッドだけ取り替えられるようになっているようです。
裏面の下の方に、テープ式は別売りだと書かれていました。
表の面に「この商品はテープ式紙おむつ（別売り）とセットでお使いください」などと大きく書いておいてほしいと思ったのですが、介護業界では常識だから不要なのでしょうか。
誰もがケアマネージャーや看護師に相談してから買うわけではないですし、初めて買うときは戸惑うと思います。単独では使えないことを、もう少しわかりやすく書いてほしいなと思いました。
私の失敗談が誰かの役に立てばと思い、書いておきました。