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私の心に寄り添う詩たち

こんばんは。文面ラジオです。
時にどうしようもなく寂しく、悲しくて。
とてつもなく深い孤独を感じる夜があります。
ベッドに入っても、ただ底のない海に沈んでいくような。
心に灯りが灯らない。
そんな夜があります。

そんな時私はある本を手に取ります。

寺山修司/世界でいちばん孤独な夜に

みなさんも一度は目に見た事があるのではないでしょうか。
私はこの「世界でいちばん孤独な夜に」の中に詰め込まれた詩たちに、何度も救われました。

この本を知るきっかけはSNSをぼーっと見ていた時でした。
とある投稿にこの本の写真が一緒に添付されていたんですね。
その投稿には文なども一緒に載っていたのですが、正直その内容より先に目についたのは
この、タイトルでした。

(世界でいちばん孤独な夜、、、)
私はそれを知っている。
誰よりも今、私は孤独な夜にいると
そう思う、その感情を、私は知ってる。

そして程なくして、私の手元にやってきたのです。

本当はこの詩集に詰め込まれた沢山の素敵な詩をすべて紹介したいくらいですが、
知らない方にはぜひ手に取って、ゆっくり知って欲しい。ページをめくって、つい手を止めて、
自分の心に問いかけてくれている様な詩に
必ず出会えるはずなのです。。

なので今回は、詩集の中から2つ程。
私の好きな詩を皆さんとシェアしたいなと思います。

この詩集は主に、寺山修司さんが書き出した沢山の詩が一つの詩集になり、
その中でもさらにジャンル事に分けられている形になっています。

私がこの詩集で1番惹きつけられ詩は
「死」のカテゴリーに入っていた、1番最初の詩でした。

—ぼくが死んでも 歌などうたわず
  いつものようにドアを半分あけといてくれ
     そこから  青い海がみえるようにー

この詩を読んだ時、悲しみとか、切なさより先に
孤独な心を救われた気がしたんですね。
なんて温かい詩なのだろう。
そう思いました。

胸の奥がキュっとなる様な、でも切なさとは違う。
その日から、孤独な夜を迎えてしまった時
自然と詩集を手に取り、このページに帰ってくるのでした。

そうすると、凍りついた心がだんだんと溶け始め、深い眠りにつく事が出来るのです。

美しくて強くて、この詩が持つ力につい涙が出てきそうになる夜もありました。
それくらい、私にとってとても特別な詩です。

こんな言葉を届ける事が出来るなんて、
天才だ。。とも思いました。笑

半分あいたドアから、とても暖かな風が吹いてくるような、その風に私は髪をなびかせ、眠りにつくのだと。
そんな気持ちになります。

あともう一つ、大好きな詩があるのですが、
今回はここまでにしようかと思います。
次回お話したいなと思います。

興味を持ってくれた方がいましたら、
是非次回も、文面ラジオを聴きにきて下さい📻


self BGM🎧
PRISCILLA AHN/Fine On The Outside




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