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シンプルに面白く大満足の1作『ドリーム・ホース』【映画レビュー】

★★★★☆
鑑賞日:2023年1月21日
劇 場:ミッドランド名古屋空港
監 督:ユーロス・リン
主 演:トニ・コレット、ダミアン・ルイス


イギリス・ウェールズ、谷あいの小さな村。夫と二人暮らし、パートと親の介護だけの“何もない人生”を送っていた主婦ジャン(トニ・コレット)。ジャンは馬主経験のあるハワード(ダミアン・ルイス)の話に触発されて競走馬を育てることを思いつき、村のみんなに共同で馬主となることを呼びかける。週10ポンドずつ出しあって組合馬主となった彼らの夢と希望を乗せ、「ドリームアライアンス(夢の同盟)」と名付けられた馬は、奇跡的にレースに勝ち進み、彼らの人生をも変えていくが・・・

出典:公式ホームページ


ウェールズの田舎町で、両親の介護とテレビばかり見ている夫の世話を焼き、昼は、マーケットのレジの仕事をし夜は、パブで働く主婦。

なんとなく これから先も変りばえのしないことが透けて見えている。

そんな主婦が、競走馬のことを知り、村のみんなに共同で競走馬の馬主になることを提案し、馬主組合を作ったお話です。

期待通りの展開で、楽しく見ることが出来ました。
シンプルな作りで高い満足度をえられる作品は最近あまり無いから。
(「ロッキー」のような映画です)

階級社会のイギリスで、馬主というエスタブリッシュメントたちの集まりに、ウェールズの田舎町から小学校の運動会に親戚一同全員で応援に行くような感覚で乗り込んで行きます。馬が勝利すると、主人公の主婦のみでなく、周りの人 村全体が活気づきます。

ウェールズのことは、あまり知りませんが、イングランドにはないウェールズの良さが出ていました。風景、個性的なキャラクター、物事の決め方に今まで知らなかった文化を感じました。

エンドロールでの大合唱は感動的です。

かなり展開が早くて、あっという間に終わってしまいました。
今後の生き方の参考になりました。

夢を追い続けることが大切です。

(text by NARDAM)

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