見出し画像

カメオ大好き憎めない監督シャマラン最新作『トラップ』【映画レビュー】

★★★★☆(3.5/5)
鑑賞日:10月27日
MOVIX堺
監督: M・ナイト・シャマラン
出演: ジョシュ・ハートネット
    アリエル・ドナヒュー
    サレカ・ナイト・シャマラン
 
シャマラン監督の作品の評価は、いつも3〜3.5(5段階評価)になってしまう。ハズレは無いが大満足の傑作も無い(★4.5が最高)という認識だ。
それでも観たくなってしまう不思議な魅力のあるシャマラン作品。
特異なシチュエーション、奇抜なストーリーが持ち味だが 
今作は、いつもと少し趣が違ったように感じた。
いつも通りツッコミどころ満載なのだが
デ・パルマ監督作品(ヒッチコック的というか)を思わせる
真っ当なサスペンス仕立てになっており 
ジョシュ・ハートネットの怪演もあって引っ張っていかれた。

ジョシュはまり役

ネタバレなしでレビューしたいので詳しくは書けないが、
主人公である父親とその娘(クーパーとライリー)の関係がうまく描かれており、シャマラン監督は自らをクーパーに投影したのかもしれない。

ディーバ「レディ・レイヴン」

鑑賞後、ディーバ「レディ・レイヴン」が気になって調べたら 
演じるはサレカ・ナイト・シャマラン、名前で分かるように監督の実の娘であった。楽曲提供もしており、LIVEシーンも様になっていた。
先日監督デビュー(『ウォッチャーズ』)した娘かと思ったら、こちらはシャマラン三姉妹の長女(イシャナ・ナイト・シャマラン)だった。
サレカは次女だ。
映画監督としてのシャマランと父親としてのシャマラン。非常にパーソナルな作品であった。

面白く飽きることなく観ることができたが、惜しいところもあって
結果やはり「★★★★☆(3.5/5)」を付けてしまった。
カメオ大好きな 憎めない監督シャマラン。 
きっと次作も観てしまうのだろうなw

                      (text by 電気羊は夢を見た)

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集